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毛糸ならでは

こんにちは。

最近は家ではもっぱら編み物に勤しんでいるスタッフのNanakoです。

編み物は編み上げるのになかなか時間がかかるので早めに編み始めて秋に備えようという魂胆でおります。去年はミトンを編んだので、今年は靴下、それからセーターも編めたらいいな〜なんて思ったり。

うちには猫さんがいるので邪魔されたり(とても可愛い)ちょっかいをかけられたり(超可愛い)しながら、ほっこりした気持ちで編んでいます。

毛糸はやり直しが効くところも好きです。いなたいところもいいです。

いいですよね〜手軽なのに温かみがあって。

と、ここまで毛糸への思いが高まってきたところで!(私だけ?)

今回は製本に毛糸が使われている、珍しいzineを紹介したいと思います。

Max Freund “Don’t Let Them Borrow Your Skin”

オーストリア出身のアーティスト、Max Freundによるzine。すべてのページが手刷りで印刷され、グレーとピンクのウールの毛糸で綴じられている。リノカットプリント。

ちなみに、右側のピンクの紙はおまけのプリントです。おまけ大好きなんですよね。アーティストのフレンドリーさが伝わってくるというか。

とおまけはさておき、このzineは全ページが手刷り!という驚きがまずあります。一冊一冊違いが出ていて面白いです。

糸綴じのzine自体はなくも無いのですが、ここまで太い毛糸が使われているのは珍しいです。強度はそこまで無いものの厚みが出るため敬遠されてしまうのかもしれません。

ですがこちらのzineは手刷りも相まってとても素敵ですよね。素朴なイラストともマッチしていますし、温もりが伝わってくるように思います。

ピンクとグレーという色のチョイスもナイスです。ブラック一色の印刷が映えています。

ページの折り返しの部分は余った毛糸が挟まれているので、様子がわかりやすいですね。

たかが糸、されど糸。印象に深く関わってきます。センスが表れますよね。

zineは手作り感を楽しめるのも魅力の1つですが、このzineはそれがよく現れた良い例だと思います。素朴な温かみを感じたい方におすすめしたい一冊です。

気になったかたはこちらからどうぞ💁🏼‍♀️

お店にももちろん置いてありますので、是非一度手にとってみてください☺︎

Staff  Nanako Toriya

SALT AND PEPPER

 

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