BLOG - SALT AND PEPPER

目には見えているけど見過ごしてしまうような場所

こんにちは

Staffの楽です。

只今、店舗3階のギャラリーでは、

作家Koji Yamaguchiさんの個展『見えている、見えていない』を開催しています。

SALT AND PEPPERでの展示は3回目・オーナーが手掛けるブランド『VAINL ARCHIVE』においても幾度かテキスタイルデザインをお願いしている、僕らにとても馴染み深い作家さんです。

在廊して頂いている時間には、今まで制作してきた作品の事や、今回の展示に至るまでのストーリーとか、、、地元への愛、3年ほど過ごされたNYでの生活等々、貴重な話を聞かせてもらってます。

おそらく今回の展示に関しては、ご本人の次くらいには語れそうなので、色々書いちゃおうかなと思いましたが、今もすぐ横に座っているので、急遽このBlog用にご本人にコメント貰いますね。

 

 

以下作家ご本人による展示内容の紹介です。

今回の展示「見えている、見えていない」は、
普段見過ごしてしまいそうな街の壁にある人の痕跡から構成されています。
誰かが街にペイントをして、誰かが消す。
その偶然的に生まれた痕跡はまるでパッチワークキルトのようです。
目には見えているけど見過ごしてしまうような場所。
しかしそこで立ち止まり思考することによって、何か目には見えない本質が見えてくるのではないか。
 
人類が洞窟に壁画を残したように、
新たなビルが立ち並び、街がキレイに整備されていく現代でも壁に描くというようなプリミティブな行為が行われていて、
そこに人の不器用さや温もりを感じます。
それら街の断片をパッチワークキルトのように縫い合わせることによって、街の抽象的風景として描いています。
パッチワークキルトも、布の切れ端などを縫い合わせることによって思いのこもった温かみのある一枚が完成します。
 
コロナ禍によるこのような状況で、人との距離は離れ、街には人が少なくなっていますが、
今回の作品が街の断片をつなぎ合わせるような温かいものになれたら嬉しいです。
 
 

— 

Koji Yamaguchi

https://kojiyamaguchi.com/

 

 

音楽もそうですけど、アブストラクトな表現の作品って、自分のテンションで感じ方が全然変わりますよね。

僕もほぼ毎日今回の展示を見ているのですが、その日その日で見え方が変わります。

僕のデスクの目の前には100点のアートピースが展示されていて、その日に一番気持ちにフィットする作品を探すのが、日々の楽しみになっています。

あとこちら、15部限定のArt BookのBox Setです。

箱・キャンバス・本全てがハンドメイドです。

パッチワークキルトも同梱されたデラックス仕様もご用意頂いたのですが、そちらは早々にお客様の元へ。

会期は7月26日までです。

是非、皆さんもご来場頂きこの空間を楽しんでみてください。

山口氏の在廊情報に関しては、

ご本人/SALT AND PEPPERのinstagramにてご確認ください。

 

Staff Gaku

SALT AND PEPPER

 

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