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固定概念ダメ ゼッタイ

こんにちは。

今日は爽やかで良い天気ですね〜。うちで育てているお花も生き生きしております。スタッフのNanakoです。

先日というか今週の月曜日、初のzine制作をしました。写真集です。私のものではないのですがデザインを担当させてもらい、自分で言うのもなんですが(でも言っちゃう)いい感じのzine

自分で実際に作ってみたことで、ますます本やzineに興味が湧きました。

 

写真集に関して私には持論があって。

これは本当にただの私の持論にすぎないのですが、

使われている紙がちょっと厚めの上質な紙でない限り余白はなるべく少ないほうが(大きく写真が載っているほうが)良い!

という。

上質な紙での余白は、「良い額」になり得るけれどzineやソフトカバー、つまりあんまり上質でない紙の余白ってあんまり内容を引き立てないよなぁと思ってしまうのです。

それで、今回私がデザインさせてもらったzineも基本的には写真を用紙いっぱいにレイアウトして作ったわけです。見飽きさせないために途中すこし余白をつくったりはしましたが。

でも!

最近、使われている紙は薄い(光沢はある)けれど

余白をうまく利用していてとても素敵な本をソルペで見つけたので皆さんにも共有したいと思います。これです。1017-ALYX-9SM & Esther Theaker “PREPARATION F19”

ファッションデザイナーのマシュー・ウィリアムス(Matthew Williams)が手掛けるブランド「ALYX」のヴィジュアルブック。パリで開催されたALYXのショーへと導く様々な「準備」にまつわる出来事に焦点を当て探求した一つのシーズナル・シリーズの第二作。本作では、アーティストであり輸入レコード店「Big Love」を運営する平田春果によってパリでのショーで行われた生け花が作り上げられていくプロセスに焦点を当てている。写真はロンドンを拠点とするフォトグラファー、エスター・シーカー(Esther Theaker)。アートディレクションはデザインユニット「OK-RM」が担当。

これで私の浅い持論が爆速で崩れました。固定概念はよろしくないですね。

平田さんは恥ずかしながら私この本で初めて知ったのですが、活動を調べてみるととても興味深い方だったのでインスタのリンクを貼っておきます。

そしてこの本について。

見開きのどちらかは全面に、反対側のページは小さくプリントされるという構成です。

形式があるおかげで見やすいものの単調にはなっておらず、目流れが良いです。いつまでもページをめくるのが楽しい一冊です。写真もとても美しい。

この本はソフトカバーですし本自体の大きさも小さめですが、余白が効果的に用いられています。

このように本の紙質や構成、レイアウト等に目を配ると、よりアートブックを楽しめるのではないかと思います。

皆さんのお手持ちの本をもう一度新しい角度で見返して見ると、「自分好みの本」の基準が見つかるかもしれませんよ〜。

今回ご紹介した本はこちらから購入できます💁‍♀️よろしければぜひ。

最後にこの本の写真をお手本に似せて撮ってみた写真を載せておきます。(誰得?)

全然違うし…苦笑

Staff Nanako Toriya

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