とあるミュージシャンが周年記念ライブの直前に逮捕というニュースを見て、なんだか気の毒な気持ちが先にきた。といっても本人ではなく、その準備をしていた関係者たちのこと。急ぐ逮捕でもないし、公演後でもいいのではと思う。よりインパクトのあるニュース、そして本人に猛省を促すという狙いなのかもしれないけれど、あまりにも”情”のない仕置き。大岡越前ではないが、そんな裁定を下す人はいなかったのかなあ。インパクトであればライブ終わった直後の武道館でも良かったのでは。
ともあれ、法を犯したわけだから文句は言えない。
大麻に関して特に意見があるわけではないが、アメリカなどの欧米先進国、あるいはタイなどの国でも合法化されている(タイは再び禁止になったようだが)。
国や場所によって法律はルールは変わるのは仕方がないが、そういうルールは得てして重犯罪ではない。制限速度の違いとか。一日も早い逮捕を、というのは悲しむ被害者に警察がかける言葉である。
以前、自分で編集した雑誌アンプラグド・フイナムで「してはいけないことしよう」という特集を組んだ。表紙はしりあがり寿さんにお願いして、壁に落書きした男の子がオヤジに怒られる一コマイラストに。
公共の場所や人の所有物に落書きをすると罰せられる。しかし小池百合子がバンクシーの落書きにXでこんなツイートをした。
「あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです。」
なんだこれ。あまり知られていないグラフィティアーチストなら逮捕するのに。
こんなダブルスタンダードは、心底頭に来ますね。
