BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

ここだけの話-その5

 先月発行したニュースレターのこの欄での更新を忘れていた。

 ここに貼ります。ちょうど石破総理の退任のニュースの後になるというお粗末。ご査収くださいませ。

決断疲れ

およそ35,000回。人が起きてから寝るまで決断する回数だ。

何を食べるか、何を飲むか。仕事前コーヒーはセブンかスタバか。食べることに関してだけでも、1日平均で226.7回も判断しているという。そんなふうに小さなことから大きなことまで、さまざまな決断に迫られると脳が疲弊して適切な判断ができなくなる。それが決断疲れ(decision fatigue)だ。

スティーブ・ジョブスがジーンズに黒タートル、ニューバランス同じ服装をしていたという話は有名だが、そうした労力を極力減らそうとしたからだ。

決断疲れについて書かれた本によると判断力低下を抑えるため、なるたけシンプルなルーティンワークを増やし、決断数を減らすがいいという。

しかし「Beef or Fish」くらい小さな決断ならともかく、人生には重大な決断をしなくてはならないときがある。進学や就職、離職、あるいは結婚、引越しなど。仕事においては毎日が重要な決断連続だ。

ぼくは31歳で独立し、会社をスタートした。さまざまなクライアントと仕事をしながらスタッフも増やし、スペースが足りなくなると移転先を探す。投資についても、いつもリスクとベネフィットがついてまわる。本業以外にもいろんなビジネスに手を広げ、勢いではじめたも失速し、困難な判断をしなくてはならないなど厳しい選択もした。ときにはどうにも自分では判断できず、他者手を頼ったりしたこともある。占いだ。

アメリカレーガン大統領スケジュールは女性占星術師に頼っていたというし、ここだけの話、石破総理も就任前日に某占術師と面会したという。

西に評判人がいれば新幹線に飛び乗り、東に秘めた力ある人がいるといえば、飛行機で会いにいった。某スピリチュアルカウンセラーやアメリカから来日した人物など、著名な人にも診てもらった。

しかし徐々にそういう人言うことに運命が引きずられていくような気がしてきた。なんだか操られているような感じだ。うまくいけばそれでいいだが、失敗したとき後味は悪かった。ということで、そうした類ことはきっぱりとやめた。以来、遊び以外ではまったくやっていない。

しかし相変わらず決断に迫られている。とくに難しいは採用だ。

中途もそうだが新卒採用を6年ほど前から行っている。ありがたいことに当社ような小さい会社に優秀な人が数多く応募してくれる。倍率でいうと年度によって違うが20倍から40倍くらい。判断が本当に難しい。

先日、知人会社が某コンサルから研修を受けたという話を聞いた。もう多く人が知っているMBTIである。ぼくは比較的最近知っただが。

↑ぼくタイプは指揮官でした。なんとなく髪型も似ているような。

おぼつかない人に説明すると、これは心理学者ユング著書に基づいてマイヤーさんとブリッグスさんという方が、1962年に作った性格判断テストである(Myers-Briggs Type Indicator)。ざくっというと人間を16タイプに分け、そ選好や傾向、適性などを判断するというも

これが面白いくらいにあたる。

知人はMBTIを採用や、社内コミュニケーションガイドとして役立てるだという。

どんなに言葉を尽くしても相手に届かないという問題を誰しもが抱えている。しかし相手タイプを知り、それに合わせてアプローチすればよりスムーズになるというわけだ。

これを採用時に取り入れている企業も少なくないというから本気でコンサル話を聞いてみようかと思ったところ、当社占い担当である編集Mちゃんが「そんなもったいないです。すべて解ってますから私がやります」と言われてしまった。

「それで行こう」と脊髄反射したは、彼女がぼくタイプ(吝嗇家)を知っていたからかもしれない。

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