最強寒波再来。ということで身構えたものの、風は冷たいがそこまで寒くはない東京地方である。北陸や東北の日本海側の降雪で苦労されている方々には申し訳ないけれど。この冬東京23区はわずかに雪がちらついたものの、積もってはいない。昭和の昔は、雪が積もり交通などが頻繁にマヒするのが当たり前だった。あの光景はずいぶん遠いものになってしまった。
こうなると着るものも変わってくる。ぼくが若い頃は、羽毛布団のようなダウンジャケット(エディ・バウアーのスペリオールポラーパーカ)をしょっちゅう着ていたが、冬の気温が高くなったのでスタメンから外した。代わりにパタゴニアのもっこもこのフィッツロイというダウンパーカがエースとなる。しかし基本、電車使いなのでこれでも暑い。結果、バイクに乗ると時くらいしか着なくなった。その代わりに登場したのが、化繊綿が入った、アークテリクスのアトムというモデル。近年大人気で黒などは抽選になっていると聞く。これが東京暮らしにはちょうどいい。
厚綿と薄綿の2種類を気分けているのだが、もうかれこれ7~8年着ているから飽きてきた。
先日ぶらっと恵比寿のガーデンプレイスのノースフェイスを覗いた帰り、ふと奥にあるアウトドアショップでパタゴニアのストームシャドーパーカというものに出会ってしまった。試着するとこれがものすごい量のダウンである。フィッツロイより暑いかもしれない。しかしなんだか惚れてしまったのである。
2月ももう終わる。春はもうそこだ。なのにこんなの買っていいのだろうか。逡巡しながら気を揉む毎日である。気温があと5度下がれば買うな。
しかし上で述べているアイテムがすべてパーカである。一体なんなんだろうね。