「同じことを繰り返しながら、異なる結果を期待する」。アインシュタインはこれを狂気と呼んだ。
Insanity is doing the same thing over and over again and expecting different results.
合理的に思考するとこれは当然である。数学や物理などは証明というものがとても重要だ。誰がどんな条件でやっても同じことを繰り返せば同じ結果にならないと証明にはならない。逆に違う結果を期待するのは、バカげているということだ。
これは政治決定や経済実験などにも当てはまるのか。アメリカの人たちは、何を期待しているのだろう。民主党政権を継続させていまの状況を受け入れるのか、あるいは一度やったとはいえど、返り咲きの元大統領に異なる結果を期待したのか。投票結果は後者であった。
実際、この後どうなるかは誰にも正確に予測できない。
おおよその経済学者は、世界経済がメタメタになるという論調だが、もしかするといい方向に行くかもしれないし、ウクライナや中東の戦争が解決して、殺し殺される人が少なくなり当事者たちはハッピーになるかもしれない。とにかく何が起こるかわからない不確定な未来がすぐそこに待っているということだけだ。
個人的に近い将来に計画していることをこの選挙結果で方向転換することにした。転換というより延期といったほうがいいか。少なくとも大統領就任までは動かないほうがいいかなとやや肩を落としているのであった。