BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

合掌

 バブルの頃、すべてのレジャー施設がいつも混んでいて予約困難だった。いまでいう予約困難な寿司屋みたいなイメージ。ゴルフもテニスも。以前、この欄でも書いたことがあるかもしれないが、テニスをやるために日曜の夜22時から24時まで品川プリンスの屋内コートを毎週借りてプレーしていたことがある。さすがにこの時刻だと空いていた。しかしガラガラというわけではない。恐るべし、バブル。

 メンバーはいつも決まった4人。ダブルスで遊んで、終わったあとは三宿のボエムかゼストというのがお決まりのコース。

 早寝早起きが習い性になったいまからすると信じられないライフスタイルだ。まあ、週に何度も徹夜して原稿を書いて朝まで飲んでた時代だったからかもしれない。

 今日、訃報が届いた。そのレギュラーメンバーのひとり。これでこのグループから二人鬼籍に入ったことになる。

 朝、クルマを運転中に滅多に連絡ない二人から立ち続けに入ってきたLINE。見た瞬間イヤな予感がし、信号待ちで確認する前にいや何かイベントの誘いか何かであってくれとめくったところ、予感が的中。いやになっちゃうね。合掌。

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