BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

津波てんでんこ

 昨日から東京地方は突然秋になった。今朝などは、まるでここはサンディエゴ?と思わせるような空気の引き締まった気持ちのいい朝だった。一年中この気候ならいいのに。

 さて、2週続いた三連休であるが、どうにもリズムが狂って仕方がない。仕事もそうだが曜日の感覚、そして身体を動かすトレーニング習慣もおかしくなる。ユニクロの柳井さんが「このままでは日本人は滅びる」と警鐘を鳴らし、方々で議論を呼んでいるが、そもそもゆとり教育やら祝日法を導入した時点で日本は足枷をはめられたようなもんだ。なぜ日本がこんなに衰退局面に入っているのかそこにも問題はある。

 いまの働き方改革から来ている2024年問題のドライバー不足やらは確かに弱者を保護する法律かもしれないが、もっと働いて収入を得たい人にとっては悪法である。ルールを定めるときに足の遅い子に合わせると、全体のパフォーマンスが落ちるのは自明だ。どうしてすべてにおいてそういう決め事になるのかが問題であろう。

 あの東日本の震災時、津波てんでんこという言葉をよく耳にした。非常時は自分以外の心配はひとまず置いといて、てんでんこに素早く避難しろという意味だ。

 この世の中の状態はちょっとした非常時に思える。企業やそれぞれの団体はてんでんこにやり方を変えてもいいんじゃないか。

 この休み、Netflixドラマ「極悪女王」の流血シーンを観ながらそんなことを考えた。てんでんこに企画が通る風通しの良さが、Netflixの強み。

 そろそろいろんなことのやり方を変えるタイミングのような気がしてならない。

 

 

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