BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

性階級制度

 久しくニューヨークに行ってない。多いときには毎月撮影やら取材やらに行っていて、住んでる人と思われていた時代もあった。最後に行ったのはコロナ前だから4~5年前だろうか。

 コロナの前あたりからレストランのトイレが男女一緒に使うようになったという噂を聞くようになった。多様性の側面から男女の区別のない公共施設という位置付けに変わったようだ。男子トイレも女子トイレも廃止。みんなのトイレというわけだ。ブルーステートなニューヨークらしい。

 しかしアメリカに旅行した人はわかると思うが、向こうの個室のドアは膝下くらいまで見えるスイングドアのようになっている。用を足す時、衣服を足首あたりまで下げるとそれは外から丸見えになる。これがなかなか慣れない。

 そんなトイレで男女共有というのはいかがなものか。当時異論などいっぱい出たと言う話を聞いた。いまどうなってるのか知らないが、外国人のぼくからみるとすこしやりすぎなのではと思った。

 オリンピックのボクシングでトランスジェンダーの元男性が女性選手と対戦し、女性ボクサーが試合中に棄権したというニュースが話題になっている。これもどうなのかと。

 格闘系の競技には体重別という括りがある。性別も二つではなく、三つ四つ作らないといつまで経ってもこの問題は収まらない。LGBTQの中にもさらに区分けをして、性階級がいくつもできるとある程度フェアになると思うんだが。

 

 

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