羽田空港と使うたびに思うんだが、駐車場の数が少なすぎるよね。平日はともかく、土日ともなるとすべての駐車場が満車になる。大きな荷物と家族(例えば高齢者)を連れて旅行しなくてはならない人たちからするとこれは大問題だ。駐車場が空いてないから飛行機に乗り遅れたという人も少なくないと思う。かろうじて自分はギリセーフという場面を経験した。なので土日の朝便では、遅くとも7時半には着くようにしている。空港駐車場をもっと上に増築するか、近くに新しい施設を作るべきだ。下手な公共物を作るより役に立つだろうし、数年で元が取れそうだし。
ちなみにこの度利用したのは、ANA。スターアライアンスの上級メンバーになってからかれこれ30年近く。慣れているからという理由だけでこちらを選んでしまう。
この度は国際線で映画を見ていたのであるが、機内アナウンスがあまりに多すぎて到着時間を逆算して視聴開始した映画が最後まで観られなかった。シートベルトサインが出たら座れ、という短くてコンパクトなアナウンスでいいのになんだか余計な情報が多すぎる。それが繰り返されたり、欧米の航空会社に比べると度が過ぎたアナウンス。
安全のためと言われたら映画なんてどうでもいいから文句は言えないが、それでもやり過ぎ感はある。空港着いたらエレベーターで、危険だから注意して乗れとか、駐車場の精算機ではカード会社に確認中とか何度も機械の声でアナウンスされるとむしろその声をノイズと認識して重要な情報が入ってこない。日本は何かとサービスが過剰である。経済行動学的に、これらの過剰アナウンスはどう受け止められているのだろうか。研究結果が知りたい。
しかし昨日いちばんすごいと感心したのは、到着して荷物を受け取るターンテーブル。ベルトコンベアに乗ってやってくる荷物はやがて乗客が待つ前を回転するベルトコンベアに勢いよく滑って落ちるのがこれまでのパターンであったが、昨日コンベアは違った。上からベルトコンベアで運ばれてきた荷物はおよそ45度くらいの角度で回転するベルトコンベアに滑り落ちる。しかしこの回転コンベアのゴム素材に秘密があるのか、摩擦で荷物の落ちる速度が落ち、バッグがドーンとコンベア下の桟にに激突しないデザインになっている。こういう細かい配慮が日本的だなとあっけに取られてしまった。他にもっと大事なところがあるんじゃないか(駐車場問題とか)と思うんだが、これぞジャパンクオリティということで納得して夜の高速をぶっ飛ばして帰りました。