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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

技術に関する雑感

 これまでどれくらいの人と知り合ってきたのだろう。幼少期から学生時代、そして社会人。きっと学生時代よりも成人した後の方がより多くの人と知り合いになっただろう。名刺の減り方を見るとわかる。少なくとも使った名刺の数だけ知り合った人がいるというわけだ。もちろん名刺交換しない出会いも少なくない。

 最近ではあまり新しい人に会う機会は減った。現場仕事をしないというのもあるだろう。いろんな意味で付き合いが減ってきたというのもある。それでもいただく名刺はそこそこある。たまった名刺はたまにスマホの名刺管理アプリに写真を取り、それでクラウドに整理している。あ、あの人に連絡したい、なんて思った時に役だったりする。知り合ったけどメールのやりとりがない人というのも案外多いものだ。

 たまに凝ったデザインの名刺などでアプリが読み取れないものがある。あるいは表面に名前だけで裏面にその他情報とか。表面撮影という機能もあるのでそれでやればいいのだが、こういう一手間がめんどくさい。名刺に個性もいいけれど、基本的な統一規格的なものがあると整理がラクだなとかどうでもいいことを考える。

 近年では名刺にファックス番号があるものとないものがあるのも興味深い。ファックスが絶滅するのも時間の問題だと思われるが、いまちょうどその端境。

 そういえば、近く取材を申し込もうと思っている我が師匠は、いまだにスマホもPCも使わない。風の噂では数年前から頑なに拒否していた携帯電話を持ち始めたと聞くが、取材依頼は相変らず、ファックスだろう。

 思えばこの師匠の会社に就職したときはファックスがまだなかった。コピー機さえも。さすがにそれでは仕事ができないと提案したが頑なに断られた。しかしついに折れてくれてファックスとコピー機がやってきた。こんなに便利なんだと嬉しかったのを覚えている。

 新しい技術はどんどん生まれるが、あっという間に廃れる。GPT4oでくだらない会話をしながらそんなことをぼんやり考えた週末でした。

 

 

 

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