BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

方言を笑ってはいけない

 ドラマ「ふてほど」に関するトピックが目につくこの頃である。話題になるには理由がある。そのひとつにいきすぎたコンプライアンス、ポリコレというのもあるだろう。○○ハラとか。セクハラ、パワハラは確かに悪で根絶すべきだが、もうなんだかわけのわからないハラスメントだらけである。

 昨夜、ひとり飯した。ひとりだとお酒がよくまわる。話し相手がいないから飲むスピードが早くなるのと、アルコールが発散しないで内にこもるからかもしれない。

 スマホでニュース記事などを読みながら、上の件をぼんやり考えていた。

 どこで線を引くのか、どうなのか。

 青森出身の友人がいる。でやつの持ちネタを思い出した。

 

 昔、アップダウンクイズというのがあった。視聴者参加型のクイズ番組だ。5~6名の回答者がリフトのようなゴンドラに座り一問正解ごとに一段づつ上昇していく。10問正解すれば優勝(副賞はハワイ旅行だったか)なのだが、一度間違えるとゴンドラは一段目に落とされる。9問目に間違えるとそれまで苦労が水の泡。

 ここに青森出身の視聴者が参加した。調子よく9問正解し、あと一問というところで次の問題が出た。

「身体の部位で『へ』がつくとこはどこでしょう?」 

 この回答者が回答ボタンをいち早く押す。

「へなが!」

 少し間があり、ブーっとブザーが鳴って、ゴンドラは振り出しの一段目に落とされた。

 司会者が、「残念!」というと回答者は「あー、やっちまった」。

 司会者「正解はお分かりですよね?」

 回答者「『へざ』だったあ!」

 

 こういう番組は、もう観られないね。

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