BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

一年を二十日で暮らすいい男

 それほど熱心というわけではないけど、相撲好きである。とはいえ本場所に赴いたのはずいぶん前、まだ若花田、貴花田時代。仲良しのカメラマンの実家が相撲部屋で、バブル時代プラチナチケットだったの枡席を取ってくれた。正義の若貴対ヒールの曙という構図がよかったのか、ただ世の中が浮かれていただけなのか、とにかく大相撲は大人気であった。

 いま応援している力士は、貴景勝だ。縁あって、短い時間だが酒席を共にしたこともある。今場所は横綱昇進もかかっていたが、昨日3敗目を喫して見送りとなりそうだ。

 このところ大相撲は優勝力士がコロコロ変わる。横綱、大関安泰というこれまでとはあきらかに様相が違う。誰が言ったか知らないが、最近は注射相撲が減って、ガチンコ相撲が増えたからだという説もある。確かに最近のいくつかの取組は、ケンカのような張り手、いや殴り合い的なものもあり、興奮度が高い。

 しかしこんなガチ相撲を年6回も行うと、ケガだらけで力士生命が心配になるが、これがすこぶる面白い。

 今場所は明後日が千秋楽で、もう見に行くチャンスはない。次の場所は大阪なので両国で開催されるその次の五月場所だな。

 

 

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