今年は当社の4年に一度のイベント、社員旅行が行われる年だ。たまたまサッカー・ワールドカップとおなじ巡り合わせなので、そろそろだなというのがわかってくる。
しかし、コロナ禍である。第7波のピークはいまのところ衰え知らずで、果たして実行できるや否かは不明だ。前例によれば、比較的閑散期の11月になりそうだが、第8波が起これば中止になるかもしれない。
しかし中止もやむなしを前提に、予定は立てておかないといけない、ということでスタッフがすでに動いている。
海外という候補もあったが、このコロナ禍、不透明性が高く、早々に諦めた。なので日本国内ということになるが、ただ温泉旅館に泊まって宴会をするだけというのも能がない。なにか学びがある場所がいいのではということでいくつか候補が上がっている。
アートの直島、金沢の21世紀美術館など。
その中に、厳島神社からの原爆ドームなんてアイデアもある。果たしてどれくらいのスタッフメンバーが修学旅行などで行ったかことがあるのだろう。しかし個人的にはこれはありかなと思ってる。
実は高校時代を広島で過ごしたことがあり、原爆ドームや平和公園、市民球場にはちょくちょく足を向けていた。当時あまりピンとこなかったが、時が降り同窓会の時間潰しに観覧した原爆資料館では高校時代には感じなかった感情が沸いたのを覚えている。
年を取るにつれて見えるもの、わかるものというのはある。年を取るのも悪くないと思う瞬間だ。
明日、原爆が投下された日だ。
アメリカから来た要人は、日本政府に中国の脅威に対応するため軍事費をいまの3倍にしたほうがいいとか言ってるらしい。バカじゃないの?
そんな話を真に受けない叡智と勇気が広島出身の首相にあることを願う。