バブルの頃の話をすると「またおっさんの自慢話かよ」的な構え方をされるのであるが、今日のこれはすこし聞いてください。
80年代から00年代にかけて年代において、日本で輸入物を買うよりも外国で買い物したほうが圧倒的に得であった。その製品が作られている国はもちろんだが、香港や台湾といった国でも物価差、為替差、あるいは非課税などの制度もあり、買い物天国であった。年に2~3回は欧米諸国のどこかへいくことが多かったので、買い物は現地でということになる。もちろんインポートものに対する日本側での値付けが高いという問題もあったのだが。
それがいつ頃か、海外で買い物するのも日本でするのもあまり変わらないと気づき始めた。数年前あたりだろうか。そしてコロナの直前あたりでは、むしろ日本の方が安いものあることがわかった。いまや多くの商品が日本で買う方がお得だ。
現時点でiPhoneを買うならどこの国がいちばん安いか、という調査が行われた。もう言わなくてもわかると思うが、一等賞は我が国である。
これがいいことなのか、あるいはそうではないことなのかは行っているビジネスによって変わってくるかと思うが、改めて思うのは諸行無常ということ。
昔アウトバウンド、今インバウンド。字余りにもなんねーや。