よく驚かれるのだが、ぼくには4人姉がいる。ぼくを含め5人姉弟というのは、昭和ミドル世代にしても多いほうだ。聞いた人は「可愛がられたでしょ」と必ず口にするのだが、果たしてどうだったのだろう。そうだったのかもしれない。すぐ上の姉以外とは、ずいぶん歳が離れているのであまり覚えてない。
家には常に少女マンガ誌や女性週刊誌が溢れていた。小学高学年あたりには少年ジャンプ、マガジンの合間にそれらを読んでた。
親戚にも女性が多い。こういう言い方が正しいかどうかわからないが、ある意味女系家族なのかもしれない。
家の中には女性ものの下着や、そのほか女性だけが使用する衛生用品などが転がっているのが日常。そういうものの免疫のない男子にとっては、コーフンもののアイテムかもしれないが、自分にとっては日常だった。
女性が月に一度経験するものについては、小さい頃から朧げながらわかっていた。小学高学年の時、それを知っているというだけで女子に気味悪がられたもんだ。
東海テレビの方からドキュメンタリーCMの案内が届いた。
以前、なにかで生理の辛さを男性が体験するというレポートを読んだことがある。下のCMの中にある生理痛シュミレーターのような経験を記事にしたものだ。
感情の抑揚がコントロールできいとか情緒が不安定になるなど、痛み以外にも女性たちが向き合わなければならないことが少なくない。
ただ見て聞いてわかってるつもりにならないで、腹落ちするまで理解することが大事なんだとあらためて気付かされた。
このタイトルは、「内緒にするの秘め事」と「女性ことという姫事」とかけたダブルミーニングなんだろうね。