BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

グローバルダイニング系

 先月、緊急事態宣言が発出されてから夜外食したのは数える程度。その外食といっても、20時には切り上げる行政のお願いに沿ったものだ。比較的働く時間に融通がきくので、17時や18時から食事にいくことはできる。生活のリズムのことは横においてだが。しかしそんな時間に会食しようなんて人もほとんどいないので、ほとんど家で食事している。

 ただ一度だけ、某ブランドの展示会が神泉であり、関係者らとその後会食ということになった。19時をまわって終わるスケジュールだったので、事前20時過ぎても営業しているおに店はないかと探したらグローバルダイニング系の飲食店がやっているという。ゼストやラボエムなどを展開する歴史ある飲食グループだ。

 このグループは先の緊急事態宣言下でも営業していたらしい。つまり国や都から補償やらをすべて断って従業員や必要に迫られているお客さんに対応したということである。

 神泉ということもあり、代官山方面へ戻り、モンスーンカフェでディスタンスを保って会食した。20時を過ぎた頃から人がどんどんやってきて、待ち客が列をなすほど。他に店やってないんだからそうなるよね。

 そして昨夜。赤坂で仕事があり、これもまた終わりが19時をまわるものだった。終わった後、打ち合わさなくてはならない案件なので、お店を探したが食事しながら会話できそうなところが見当たらない。

 そこでグローバルダイニング系を思い出し、片っ端から電話するも、どこも満席で断られた。そして最後の聞いた白金のラボエムだけ、そのタイミングで席が用意できるというのでそこへ向かった。

 代官山にあったラボエムが業態変更してだいぶ経つ。そのころはちょくちょくお世話になった。随分久しぶりの訪問だ。

 久々のラボエムは美味しかった。以前よりずっと美味しくなってる。メニューもリーズナブルだし、席間も広い、そして天井も高い。すこし寒いくらいだったから換気も感染対策もばっちりだ。これなら会食しながら打ち合わせするのにもってこいだ。

 いいお店はみんな知ってる。ぼくらが着席後、どんどん人がやってきてあっという間に満席に。待っている人たちもいた。

 休業すると経営に問題があるということも店を開けている理由のひとつかもしれないが、こうして求めている客がいるというのも営業を続けている理由だろう。

 ほんとうにありがたかった。また、うかがいます。

 

 

 

 

 

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