2004年から始めたフイナムは来年で17年目に突入する。思えば遠くへきたもんだ。黎明期のスタッフで残っているほうを探すのが難しい。しかし近年は安定している。
フイナムを始める前、編集制作の仕事の合間を縫って、当時流行り始めたブログというものを始めようということになった。自分だけではなく、所属していたスタイリストたち、そして外部の一部友人など。エンジニアド・ガーメンツの鈴木くんもメンバーのひとりだった。
その始まりが平成12年12月12日。並びがいいものだからはっきりと覚えている。平成12年を西暦になおせばちょうど2000年だ。
最初の文を投稿したのが、ハワイの「ブレーカーズ」ホテル。ちょうど初のホノルルマラソンを走り終えて、ロボコップのような歩き方になっていたころだ。ニューヨークからの友人たちとプールサイドに集まり、いまでは考えられないくらい重いMacBookで原稿を書いた。
それから週末を除くほぼ毎日、なにか書いている。
近年、といってもここ1、2年、毎日書くというペースは落ちてきたけど、20年近くにわたって駄文とはいえなにかを書いてきたというのは自分でもよくやったと思う。なにをしても三日坊主だったのに。
来週末でちょうど丸20年。そろそろこの雑文を休んでもいいんじゃないかと、今年の夏ごろから考えてきた。そもそもフイナムのページビューを稼ぐためとがんばってきたが、もはや拙文などなくてもこの媒体は独り立ちしている。
というわけで年内をもって、しばらくの間お休みしようと考えている。年内は引き続き、このままの状態で書いていく予定。
朝令暮改が常な自分としては、また考えが改まるかもしれませんが。