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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

渋谷横丁

 今日からオープンする渋谷宮下公園商業施設内の渋谷横丁へ、開店前内見に昨夜行ってきた。

 遊歩道沿いに屋外席が350、そして建物内に1200。1550人が座れる特大飲食店である。プロデュースしているのは恵比寿横丁を手掛けている会社というから、あれがパワーアップしたと想像してもらえるといいかもしれない。

 日本のエリアごとの名産名物を扱うお店と肉、魚、中華、韓国などの専門店などが連なり、それぞれどこの席からでもそれらのメニューがアプリで注文できて、運んでもらえるというから面白そうだ。

 しかし。昨日から飲食店はコロナ拡大のため、また営業時間の短縮を迫られている。そんな中でのスタート。不安だろうな。

 帰り道、スタッフたちと近くで一杯やったのだが、もはやコロナは恐るるに足らずという話になった。インフルで年1万人死ぬのに、半年で1000人のコロナと比較してどちらが怖いのかと。それよりこの経済自粛で瀕死になる人たちの方がその何倍にもなる。

 30歳以下の日本人がコロナで死んだというのは、例の力士さんだけ。日本でわずか一人ですよ。

 老人や弱者を助けるのは大事だけど、こんな自粛が続けば、彼らだけではなくまわりまわって若者まで犠牲になる。

 ぼくらはいまトロッコ問題でいう線路のポイントの前に立たされているんだ。列車がこのまま進むと5人の作業員を撥ねる。ポイントを変えれば向こうにいる1人の作業員が犠牲になる。さあ、どうする。

 決めなくてはならないのがリーダー。いまの日本の政治家は、ただ走る列車をぼうっと見送っているだけ。意思を持ってどちらに犠牲になってもらうか、決めてもらわないといけないところへきている。

 ぼくがリーダーなら、スウェーデンモデル、つまり十分に感染対策をしながら通常の生活を送る方を選ぶ。そして病気で亡くなった遺族に補償をする。だって、ファクターXの日本だよ。欧米に比べて東アジアの人たちはなぜかコロナでの死者数が少ない。検証も大事だけど、経済を回す迅速な判断の方がもっと大事。

 こうしたことを声だかに言える政治家の登場を期待してます。

 

 

 

 

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