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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

惨事の時代?

 去年の10月13日、渋谷ストリームと渋谷川沿いの遊歩道を使って開催したHNFフイナムのフェス。フイナム創刊、15周年を記念してのイベントだ。

 その前日の12日、台風19号が関東地方を直撃し、中止が危ぶまれたが13日未明に東北地方東沿岸に抜けたため、開始時間をすこし遅らせて開催した。その前の数日間は、ハラハラしっぱなし。12日の夜に多摩川が決壊したとニュースを聞いたときはもう終わったと腹をくくった。損害金は果たしてどれくらいになるのだろうとか、保険入ってたっけ、みたいな考えが頭のなかをぐるぐると駆け巡る。

 幸い都心部は大きな被害はなく、電車も午後にはほぼ復旧。しかし災害に遭われている人たちもいる中で、イベントを開催するのは果たしていいのかと逡巡もあった。しかし関係者や関係団体、そして自己保身ならびに楽しみにしてくれている読者のために決行することに。無事終わった時にはホッと肩を撫で下ろしたのを覚えてる。

 時間を短縮しての開催だったが、関係者、団体、そして読者の方たちから満足の言葉をいただいた。そしてこれ毎年やろうか、という話にもなった。調子にのりやすい体質なんです。すんません。

 そして計画というか、たまの営業ミーティングなどでどうしようかなんて話していた時にコロナがやってきた。

 その時もうひとつ話に出たのが、また大きな台風が東京にやってくるかもしれないリスクのこと。異常気象がニューノーマルになった今日、毎年昨年並みの台風が東京を襲う可能性は低くない。あれやこれやでやる気を削がれまくった。しばらくイベントは控えよう。

 そしてまたこの異常気象が九州を襲っている。ニュースを見るのがつらい。 

 なにもこんなコロナで痛めつけられている時に、豪雨被害だなんてどんなに辛い試練を与えるのか。

 もうオリンピックとかの予算を全部削って、そっちに充てた方がいいでしょう。

 コロナが蔓延りはじめた時、昭和は戦争の時代で平成は災害の時代、そして令和は疫病の時代かと書いたが、それらが全部組み合わさった、惨事の時代と記憶されないことを祈りたい。

 

 

 

 

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