ウエストポイント(合衆国陸軍士官学校)を出たばかりの若いエリートが実践配置につくと、そこに生え抜きのベテラン戦士がいる。若くてもエリートは士官だからベテランの上官だ。意見が合わなくても作戦がでも間違っていそうであれ、ベテランはそれに従わざるをえない。
そして実戦。エリートが出す指示はことごとく失敗し、多くの犠牲を出す。そしてそのピンチをベテランが助ける。しかしこのベテランも最後にエリートを庇って戦死する。
ありがちな戦争映画のストーリーだ。
だいたいにおいてこういう時、ベテラン戦士に感情移入しがちだ。そういう風に脚本は書かれているし、演出もそう方向づけられている。ベテランは渋く味のあるタフな人がキャスティングされ、エリートはどちらかというとひ弱な若者という感じである。
昔の自民党って、こういうベテランがいっぱいいたような気がする。昔からアンチ自民党ではあるが、無責任に言わせてもらうとキャラクターというか人物はいた。一体、いつからひ弱なエリートがこの国の作戦を担うようになったんだろう。ちなみに最高権力者はエリートといえるほど勉強していないそうだが。
そんなことをさらに思い出させてくれたのが、野党の面々。例の検察庁法改正案をさも自分らの手柄のように言ってるらしいから何をか言わんやだ。
いつも理屈っぽい揚げ足取りばっかりやっていて、こういう時だけ鬨の声をあげる。
有事の際は、人生観、国家観、世界観を持っている人がリーダーにふさわしい。
残念ながらいまの政治家にそんな人いないなあ。
タイトルは下の歌詞からw。
アメリカの戦争映画によくあるベテラン戦士とウエストポイント出たばかりの士官。
どっちに命預けたい?