instaとFacebookでブックチャレンジなるものが流れてくる。こういうのを見るとすぐに「不幸の手紙」を思い出すのは年齢か。しかしこの試みは面白いなと思って人のSNSを見ていたら、スタイリストのOくんから招待されたのではじめてみた。今日が5日目。薄っぺらい蔵本リストからそれなりにテーマを決めて選んみている。
書棚に並ぶ本の背を眺めるのは楽しい。久々に取り出した本の帯や出だし、あるいはあとがきなんか少し読む。気がつくと小一時間経っている。いまのようなテレワークで少し時間があるときのささやかな楽しみだ。
そしてこんな文庫本をみつけた。腰帯の裏に小池都知事が寄稿している部分に注目。
「楽観主義」、「縦割り」、「兵力の逐次投入」。
あれれ? これいま政府がコロナウィルスの戦いにおいてやっている戦法そのままじゃない?
前面最下部の「大きなプロジェクトほど責任者がいなくなる」が強烈。
ノモンハン、ミッドウェイ海戦など何度も同じことを繰り返す日本の官僚と政治家。これは一種の日本国病なんだろうね。この件の権威とも言ってもいい半藤一利さんに、この度の「経済保証の逐次投入」について話を聞いてみたい。