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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

人口ピラミッド

日本の少子化問題の最大の問題は、老人に比べ子供や現役世代で働く人が少なくなることだ。人口が減ると経済力が低下し、国力が下がるというのもあるかもしれないが、そんなのは大した問題じゃない。逆三角形の人口ピラミッドで社会保障や福祉がにっちもさっちもいかなくなることだ。

ありえないけど、底辺が広く上にいくにつれてテーパーしていく人口ピラミッドであるなら、人口が減ったところで、むしろ快適にすごせるかもしれない。満員電車もなくなるし、交通渋滞も減るだろうし、賃料も安くなるだろう。

要するに子供が少ないというより老人が多くなるのが問題なのだ。

多くの先進国がこの問題に直面しているが、アメリカはましなほうだ。アメリカも若干少子化が進んでいるとはいえ、ピラミッドはエンパイアステートビルのようで日本よりは安定している。

アメリカは皆保険制度ではないから、貧しい高齢者は医者にかかれず死んでいくしかないからと誰かが言ってた。アメリカはなにせ保険料が高い。だからオバマは皆保険制度を導入しようとした。トランプはそれをやめようとしているが。

皆保険制度で高度医療が低額で受けられる日本は幸せだ。

いまのコロナウイルス。クルーズ船の高齢者2名が亡くなったというニュースを聞いて、トランプの陰謀かと思ったのはこちらの思い違いか。

 

下は2018年の人口ピラミッド。上段が日本で下段がアメリカ。

 

 

 

 

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