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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

ゴーストバスターズ

土曜日の昼ごろ会社に来た。そして鍵を開け、無人のオフィスを通り自分の席に向かっている時に何か違和感を覚えた。なんというのか気配のようなものだ。

はっとして目をあげると正面の本棚の上に小さな生き物が動いている。小さく悲鳴が出た。

この一週間ほど社内を騒がせていたネズミである。

前日の金曜日、ついに業者の方が毒餌と粘着シートのトラップを仕掛けてくれており、一夜にして粘着シートの方にかかっていたのだ。

怖いのと、気持ち悪いのとで近寄れないので携帯のカメラのズームで様子を伺うと、もぞもぞ動いている。うーむ。これこのまま放置しながらその横で仕事の作業をやるというわけにもいくまい。

かといって自分で処理するには勇気が足らない。

もし最中にシートから外れて逃げられたりしたらなすすべもない。

どうするか考えながら他のフロアのトラップはどうなっているか見回ることにした。しかし他のトラップには何もかかっていない。

そして現場に戻ったら、今度もまたギョッとした。さらに大きい生き物がそこにいた。

スタッフのNである。

どうやら他のフロアを巡回中に出社してきたみたいだ。そして開口一番「ネズミがかかってます」。

よし。

こいつに処分させよう。

しかしこいつも大きな体で100kg近いベンチプレスするわりには肝が小さいというか怖気付いている。

でも最後には悟ったのか、このまま放置して病原菌を撒き散らされながら仕事はできないと観念したのか、処理する決心をしたようだ。

この様子をビデオを撮って、社内スタッフにシェアしたらなかなかの反響であった。

業者さんによるとこのネズミ、玄関ドアが開いてる時に紛れ込んだ個体で、餌もないオフィス内から外に逃げ出したくて夜な夜な走り回っていたのではないかという。

目撃スタッフによると複数匹いたというが、もしかするとこいつ一匹だけだったかも。

しかし油断ならないのでもうしばらくトラップはこのままにしておきます。

ちなみに業者の方、三社で相みつとったのだけど、担当者がいちばん爽やかな会社を選んだ。まるでヒップなゴーストバスターズのようなユニフォームも決定弾であった。

 

 

 

 

 

 

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