普段ゴルフやらない人でも今回のことがどれだけ偉業かはわかるだろう。渋野日向子選手の全英女子オープン優勝だ。
ゴルフの松山選手、テニスの錦織選手に続き、バスケットの八村選手、レアルマドリードの久保選手、100メートルではサニ・ブラウン選手など、昔では想像できなかったくらい日本人選手のグローバル規模での活躍がめざましい。
誰かが壁を破ると基準がそれまで恐れられた高い壁ではなく、その先を見つめるので記録が生まれやすいとある水泳選手のマネージャーをしていた人から聞いたことがある。これが記録がどんどん生まれるひとつの原因だそうだ。
メジャーリーグで活躍する野球選手やヨーロッパで存在感を残したサッカー選手など、これまでのいろんなスポーツ選手の偉業を見てきた若い選手は世界など壁ではなく通過点なのかもしれない。
朝この優勝のニュースを聞いて、興奮してしまった。
それにしても思うのはビームスというか設楽社長の運の良さというかなんというか。渋野選手は、ビームスゴルフとウェア契約をしたばかり(だったと思う)。先日、SNSでそんな様子を伺っていたのが、それがあっという間に世界中の注目を集めてしまった。きっと優勝時に着ていたシャツはもう店頭からは瞬殺だろう。
ずいぶん前になるが、ビームスが初めてバイクの鈴鹿8時間耐久レースをスポンサーどしたところ、そのチームがいきなり優勝するということもあった。
やはり設楽さん、なにか持ってる。
このアパレル不況と言われている中での、ビームス絶好調の秘密はここにもあるのかもしれない。