どうやらこのままいくと10月に消費税は10%に上がりそうだ。きっとまた延期するだろうと楽天的に考えていたがどうやら潮目的に難しそうだ。
参院選の結果からすると、国民は増税を飲んだとされても仕方ない。それはこちら主権者である国民が悪い。消費税もこの選挙の争点のひとつだったから。
消費増税でも仕方ないと思わせる野党も情けない。というか、増税されてもこいつらは選びたくないと思わせる野党というのもある意味すごい。
岡田憲治さんの「なぜリベラルは負け続けるのか」の中に、野党が共闘すれば与党に議席数で勝てそうなのにそうしない。なぜかというと仲が悪いから、というのがあった。こいつに協力するくらいなら、、、のようなメンタリティらしい。岡田さんも書いてるが、そろそろ大人になれよ。
消費増税毎に景気が悪くなっているのは、国が取っている統計でも明らか。増税による国民消費の大ダメージとそれに伴う、税収減で誰が考えても増税は悪手である。それなのに進める財務省の人たちは何を考えているんだろう。そしてそれに従わざるを得ない与党。
消費税を5%に戻したほうが消費が増えて税収上がりそうなもんだけどなあ。
それにしても収入のほとんどを毎月使い切ってしまう人たちは大変だ。仮に税引後手取り20万円のそういう人は毎月所得税、住民税、健康保険料、厚生年金などを天引きされた後、さらに2万円消費税として持って行かれる。いったいいくら払ってんだよ、税金、という話。
あまりいい例ではないけど、100万円の手取りある人が30万円で生活すると消費税は3万円でその比率は3%、一方の上の人は10%。所得の低い人の方が消費税負担率が大きいというのはこういうこと。金持ち優遇と単純には言えないけど、比率は明らか。
ぼくが政治家なら消費税率はゼロに戻して、法人税率と所得税の累進率を上げる政策を選択するな。それと固定資産勢と相続税もアップ。これで現在の財源を確保できるという研究もある。
老後のために2000万円用意するのはますます難しくなりそう。