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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

闇営業で困る人もいる

先日、以前うちに所属していたスタイリストがやっているブランドの4周年記念会があり、昔馴染みが集った。基本女性服なのでその場はほとんどが女性誌の編集者やらスタイリストやら。我々男性チームはかなり浮いていた存在だった。

その中のひとり、やはりうちに以前所属していたスタイリストの表情があまり冴えない。というか元気がない。例の闇営業問題で窮地に追い込まれているタレントさんの仕事をやっていて、騒動のせいで仕事がなくなりそうだということだった。

闇営業というと聞こえは悪いけど、これは芸人さんに限った話ではなく、テレビ局の社員アナウンサーもこうしたバイトをしている。実際、随分古い話だが、ぼくの結婚式も某局の社員アナウンサーに司会をしてもらった。もちろん足代として謝礼は払う。たぶん局に報告するとか通すとか源泉するとかそういうのはほぼない。金額も少ないしね。

なのでこういうのは、この業界では珍しくない。

確かに脇が甘く、反社団体の会合に出たというのは反省すべきだが、実際現場いかないと相手がどんな人たちかわからないし、その場でわかったとしても仕事できませんと帰れない。それでトラブルに発展したらそれこそ家族や関係者にまで迷惑が及ぶかもしれない。

金を受け取ったのに受け取ってないといった言い訳は良くないし、糾弾されても仕方ないけど、出席したこととは別に考えたほうがいいのではないかな、というのがぼくの個人の考えだ。

いずれにせよ、騒動になったので謹慎はやむなしなのかもしれない。

それがまた写真週刊誌によって、反社の人と食事していた事実が出たという。

詳しくはわからないけど、食事するのもダメなのか。お小遣いをもらったという証言もでているそうだが、それが本当かはもはや誰の言葉を信じていいのかわからない。

ニュースによるとこの人はもうマネジメント会社から契約を切られるかもしれないという。そうなると実際、この人のまわりに集まって仕事をしている人たちにも影響がある。そういうことをなんとなくみんなに知ってもらいたくて、こんな文を書いてみた。

人の人生をハチャメチャにするくらい悪いことなのだろうか。あまりにも代償が高すぎないか。

 

 

 

 

 

 

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