9月半ばに神南の「グローブスペックス渋谷店」を閉め、約3週間の準備と引越し作業を終えました。新しい「グローブスペックス渋谷店」が10月9日(木)にオープンします。
すでに今年の7月23日と9月23日にアップしたブログで予告していましたので、今回はその完成形をお見せします。

このビルの1階、すべてなのでかなり横長の店です。真ん中が入り口ですが、実は両脇にある凹んでいる部分も元は入り口で、3軒分の物件を1つにまとめた店舗なんです。
ゴーストサインの上にネオンのサインが付いています。

ウィンドウはこんな感じです。





入り口を入ったところはこのように見えます。


飾り棚の上に取り付けられたメダリオンは前回のブログで紹介した、ニューヨークのマンハッタン西側、ハドソン川沿いを走っていた「ウェストサイド高架道路」に埋め込まれていた鋳鉄のメダリオンです。このように5種類すべてのメダリオンが見つかることは非常に珍しいそうです。1970年代くらいまで、マンハッタン西側の川沿いにあったニューヨークの象徴です。
入り口を入って左側を見ると、このような景色です。

奥に掛けてあるワインカラーのタペストリーの奥に「Oak Room」があります。予約制で私が似合うメガネと精密な度数検査まですべてのサービスをご提供するスペースです。
その中はこんな感じです。

以前の「Oak Room」を少し小ぢんまりとさせた、落ち着いた空間です。
その手前はこんな感じです。




入り口から右の空間に入るとこのような景色です。



多くの家具は前の店から持ってきて引き続き使っているものですが、奥の白いキャビネットはこの春ニューヨークで見つけてきたもので、マサチューセッツの検眼医が1940年代くらいに使っていたものだそうです。その前のカウンターデスクは唯一この新店のために作ってもらった什器です。



このカウンターテーブル、真ん中にガラスケースを作り込んであって、その中にこのような小物もディスプレイできます。3色のクロスは新渋谷店を記念して竹内俊太郎さんに奥渋エリアをイラストにして描いてもらったメガネ拭きです。右は私が愛用しているヴィンテージのメガネのピンと創業当時にニューヨークのセリマからお守りとしてもらった銀製の馬蹄を、それぞれ複製して新店舗オープンの記念品として作成したものです。

下左の写真から始まり、右の写真へと続く巨大な飾り棚は1960年代のデンマーク製の家具で、買った時点ではここまで巨大なものであるとは知らずに購入しましたが、この店の壁にピッタリと収まりました。


この空間の入り口に天井から下げられている大きな時計は1940年代にフランスの眼鏡店で使われていたものですが、「GLOBE SPECS」のロゴを描き加えてもらいました。


昨日はご近所の方々やお得意様、プレス関係の方々などに新店舗をお披露目するレセプションパーティーを開催しました。




















デザイナーのアーレムもフランスから駆け付けてくれました。


この物件で前に企画・プラニング・デザインのオフィスを主催していたSy Yu Chenさんも来てくれました。京都店まで一緒に「グローブスペックス」の店舗をプラニングとデザインして頂いた方で、この方のおかげでこの店舗に決めることができたのです。



皆さんと楽しいひと時を過ごし、良いスタートとなりました! 奥渋エリアの新しい渋谷店にぜひお越しください!
グローブスペックス新渋谷店
〒151-0063
東京都渋谷区富ヶ谷1-43-9 1階
電話:03-5459-8377(変更なし)
営業時間:12:00~19:00

