フランスの伝統的なメガネのスタイルであるクラウン・パントゥを知らしめ、コルビジェが愛用していたスタイルも教えてくれたフランスのアイウェアブランド「Lesca Lunetier」。
1964年にこのブランドをスタートしたデザイナーのジョエル氏は、フランスの伝統的なアイウェアの数々を再解釈。フレンチ・トラッドのエッセンスを守りながら、サイズ感やディテールのバランス、そして色味を現代でもかけやすくアレンジしたものを発表してきました。
ジョエル氏は自身のデザイン活動を、フランスの伝統的なアイウェアの「リエディット(エッセンスを守りながら現代において掛けやすくするための再解釈)」と呼んできました。
「グローブスペックス」では2012年より紹介を始め、今ではすっかりクラウン・パントゥなど、「Lesca Lunetier」のフレンチトラッドスタイルが定着してきました。

「Lesca Lunetier」を代表するクラウンパントゥ「PICA」(下2本)とコルビジェが愛用していたスタイル「LA CORBS」(上2本)。
そんな「Lesca Lunetier」が新たなフレンチデザインを提案し始めました。これまでは1960年代以前にルーツのあるモデルが多かったのですが、新たなラインは1970~80年代のものにインスパイアされたデザインです。全体的に今までの「Lesca Lunetier」よりも大ぶり、良い意味でアクが強いデザインとなっています。
では実際のデザインをご紹介していきます。
TUPAC
ダブルブリッジ、大型の玉型に太いテンプルのモデルです。スタイリストの大久保篤さんにご紹介すると一目見て気に入ってもらいました!

「TUPAC」をかけてご満悦な大久保さん。
QUIZZ
ラウンドパントゥ型ですが、ヴィンテージにもあるオリジナルと比べるとかなり大きくて太く仕上げられています。カラーもヴィンテージには無いものですが、フレンチトラッドらしさは失われていません。
SAXO
こちらはウェリントン型に近いですが、加えられたヴィンテージにはないアングルやラインが良いアクをつけています。こちらもやはり昔のモデルにはない大ぶりなサイズとボリュームが魅力です。
CHOC
続いてご紹介するのは、ヘキサゴン(六角形)のスタイル。ヘキサゴン自体ヴィンテージでも珍しい形ですが、たまに見かけるものはかなり細身で小ぶりです。「TUPAC」や「SAXO」などと比べるとそこまで大きくはありませんが、十分存在感を放つモデルです。
KLAR
これは台形のようなデザインで下に向かって広がるユニークなスタイルです。このモデルと「TUPAC」が特に大きく大胆なデザインです。テンプルも太めで存在感が際立っています。
ぜひ店頭で新たな「Lesca Lunetier」の魅力を試してみてください!