ヨーロッパ滞在3日目は、朝早くにインスブルックの空港から飛行機を乗り継いで、「SILMO」展が開催されるパリに向けて移動です。空港はすぐ後ろに雪山のアルプス山脈が控える壮大な眺めです。日本を発つ時にはまだ半袖でも暑いくらいの気候でしたが、ここは初冬のような寒さでした。飛行機の窓からずっとアルプス山脈の雪渓を見続けながらのフライトは圧巻でした。
パリの空港に着いてまたトラブルです。今度は同行している3名を含め全員のスーツケースが届きませんでした。乗り継ぎの空港で時間が足りなく、スーツケースが飛行機に乗らなかったようです。パリでの宿泊ホテルを伝えて運んでもらうことになりました。海外出張では急に旅程が変わったり、ロストバゲッジになるなどトラブル対応力が問われることも多々ありますが、長年海外に行っているとある程度慣れてくるものです。
着いてすぐに「Anne & Valentin」のビジネスミーティングと、「Ahlem」のカジュアルミーティング会場を巡りました。「SILMO」展、「MIDO」展の際には各国から関係者が集まるので、新作の説明や展開方法を共有したりするためにこの様なミーティングも多く行われます。年に数回この様な席や国際展示会で会う仲間たちと、お互いの近況報告をして顔を合わせることも大事なんです。
Ahlemと私はお互いの誕生日が近いこともあり、今回はパリの「Septime」で誕生日ディナーをしました。「Septime」はパリのレストランの中でも予約が取りにくい人気店の一つであり、「世界のベストレストラン50」の15位にランクされています。イノベーティブ・フレンチといわれるモダンなフレンチですが、発酵食品の野菜を中心として自然でクセのない美味しい料理ばかりです。お互いのお気に入りレストランだったので、食べることとおしゃべりに夢中で1枚の写真も撮らずに楽しんでしまいました。
次のブログでは、4日目、5日目、6日目の模様をお届けします。