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BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

OLD JOE 2023 SPRING-SUMMER EARLY AUTUMN EXHIBITION

OLD JOE」の2023年春夏シーズン、及び、初秋シーズンの展示会に行ってきました。アイウェアでは「グローブスペックス」とのコラボブランド「O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co.」を一緒に企画・デザインしています。

デザイナーの髙木さんは、毎回テーマを設けず「オールドジョーのプロダクトは、様々な年代や国籍のヘリテージデザインからのインスピレーションによって産まれます。それはアーリーセンチュリーのプリミティブなものから、ミッドセンチュリーのモダンデザインまで。年月が経つに連れ、より美しく成熟していくタイムレスなプロダクトが私たちの提案するスタイルです」と説明し、ブランドのアイデンティティを追求する姿勢を貫いています。

敢えて今回の発表内容を取りまとめて頂くと「古き良き時代を振り返りつつ再考し、新たな価値観を創り出しています。テーラード、ワークウェアなど自分たちが思うエレガンスでオーセンティックなカルチャーに敬意を払いデザインしました。細かなデザインやシルエットの組み合わせに気を使い、モダンかつユニークな佇まいになるように仕上げました」

全体を見ていくと、まず発表の点数が非常に多く充実していること! 閃きと創作のパワーにあふれていることを強く感じます! ブランドに勢いがあります! そしてまた今回も素材感や質感、ディテール、色味など随所に「OLD JOE」らしさがあふれていました。

特に気になったものをいくつかご紹介します。

ハンティングジャケットとハンティングベストのセットアップ。ベストはジャケットなどの上に合わせることもできるゆったりサイズです。本格的でタフなダック生地ですが上品さも漂っています。チンストも格好良く、裏地までとても良い感じ!

オープンカラーシャツとパンツのセットアップ。「OLD JOE」ではスワローカラーと呼ぶスタイルのシャツです。背中のダーツが非常に凝っていますね。こんな風にジャケットを羽織っても良い感じです。

色褪せたデニム地のセットアップ。「OLD JOE」は毎回デニム素材で非常に良い風合いのアイテムを発表していますが、アイスブルーの涼しげな色に褪せさせたデニムはソフトな生地感含めて春夏シーズンに着てみたいセットアップです!

春夏展は毎回プリントのシャツが良いのですが、今回も非常に魅力的な提案内容です!

2番目と3番目のシャツは「Beach Shirts」と銘打ってビーチで着る羽織りの提案ですが、街中で着ても非常に洒落たスタイルになると感じました。

新作のシャツにはこんなシルクの後染めした風合いの良いものもあり、後ろに掛かっているストライプのシャツも非常に惹かれました!

小物や靴も魅力的でした。サンダルではラフ過ぎると感じる装いの際にとても重宝しそうなミュールのシューズも。今回、巻物はコットンを使っているので春夏にサラッとした感触で付けられそうです。

今回、アイウェアの新作はありませんが、今来季のデザインを詰めているところです。

そして、この展示会で一番気に入ったのはツナギと、それに合わせて作られたジャケットです。作業着的な感じではなく、襟を寝かせるとジャケットのラペルの様にして着ることができます。ドローコードによって背中を絞ると、ダボッとした感じを抑えて体のラインを出すエレガントな着こなしも可能です。

コートもあり、ジャケットの色を変えるとこんな合わせ方もできます。

これでも全体のほんの一部で、他にもスーツ、デニム、Tシャツ、サマーニットなど、まだまだ魅力的な新作がたっぷりとありました! しかもどのアイテムも色味、質感、デザインのディテールまで綿密に詰められていて、これぞ髙木さんの真骨頂という内容でした。良いものが多過ぎて絞れない! とクレームを伝えました(笑)。

来年の春夏シーズンも「OLD JOE」を着ることがとても楽しみです!

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