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BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

ビンテージのミリタリーパンツとメガネ。

先日のブログで、自分にピッタリのビンテージスーツを見つけた話しを書きましたが、古着は一期一会でたまたまピッタリのモノに出会うとより愛着が湧き、感動しますよね! 他の人と被ることも少ないし自分だけの1点もののように楽しめます。

また古い時代のミリタリーの生地はすごくガッシリとした素材感に加えて年月を経た風合いも相まって、独特な味わいを感じるオーラを放っています。こういった古着をコーディネートに挟んで、最新の服と合わせるとこなれ感を出すことができ、よりファッションの奥行きも楽しめます!

ビンテージのミリタリーパンツには非常に優れた美しさを持っているモノが多々あります。実際に「格好良い」と思わせるデザインで軍服を作ることによって、士気やプライド心を上げられるので、意図して格好良いデザインにしていると言う話を聞いたことがあります。

私は個人的にファッションやスタイルを考える上で、パンツをしっかり押さえると全体がキマる、と思っています。その様なスタイルの決め手になり得る美しいビンテージのミリタリーパンツと、メガネの合わせをご紹介したいと思います!

英国軍のNo.2 トラウザーズ。第二次世界大戦時には野戦服として使われていたそうですが、フォーマルな場で着用されたユニフォームです。こちらは1968年製。とても美しいシルエットのパンツで、丈やウエストなどどこも直さずピッタリでした。「Scye」のガンクラブチェックのダブルジャケットを合わせました。

 

メガネは「Lesca Lunetier」でビンテージのクラウンパントゥです。

 

同じく英国軍のパンツですが、こちらは1940年代のデッドストックでした。前についているポケットはバンテージポケットと呼ばれ、包帯などを携行するためのものだそうです。40年代には野戦服として使われていましたが、前述のNo.2の前身のモデルの様です。このパンツも2cm丈出ししたのみであとは何もせずピッタリでした。「Old Joe」のチャイナボタンのロングジャケットを合わせました。

 

合わせたメガネは「Gernot Lindner」、スターリングシルバー製のラウンド型です。

 

こちらは1950〜1960年代に作られたデンマーク軍のパンツ。非常に肉厚なウールの質感と色がとても魅力的なパンツです。英国軍は非常にスマートなシルエットですが、こちらはかなりズドンと太め。深く入ったタックも良い味を出しています。「CASEY CASEY」のジャケットを合わせました。

 

合わせたメガネは「Anne et Valentin」の最新型で「ORLAN」。色も新色です。

 

こちらはまたまた英国もので1960年代「RAF」(Royal Air Force)、カーキドリルトラウザーズ。元はカーキなのですが、後染めで黒にしています。1950年代のパターンは外にカーゴポケットが付くそうですが、このタイプはそれもなく非常にすっきりとしています。モヘアニットとビンテージのチェスターフィールドコートと合わせました。

 

合わせたメガネは「Ahlem」の最新型「TOUR MAUBOURG」。

 

こちらはフランス軍の有名な「M47」。今でもいろんなファッションブランドがサンプリングするモデルです。穿いているのは1960年代の後期モデル。裾を2回折るくらい丈が長かったのですが、何回か洗ったらちょうどピッタリになりました! 「Old Joe」のチェックのブルゾンに合わせました。

 

合わせたメガネは「Lesca Lunetier」の最新型「YVES」です。

 

それぞれパンツの上にメガネを置いた写真を見ると、年数を経た生地の良い質感や味が見えると思います。

「VINSON HOUSE」の雨宮さん、「ROSCOE」の多田さん、いろいろとビンテージのミリタリーパンツのこと教えてくださり、ありがとうございました! いろんな合わせで楽しませてもらいます!

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