最近、スーツを着たくなります。
ファッションとして、というよりも仕事をする際のスタイルとしてスーツを見直したい気分なんです。
数年前からいつか「個室でメガネのお見立てサロンをやってみたい」という気持ちが高まっていましたが、その際にはスーツを着て接客することをイメージしていました。あまりカジュアルでいるよりも、お客様の大切な1本のメガネをお見立てするに当たって気持ちもイメージも真摯なものにしたかったのと、ロンドンのサヴィル・ロウやミラノのビスポークテイラーで、スーツに身を包んでクライアントへのサービスに当たっている姿が強く印象に残っていたこともその理由にあります。
今年4月に渋谷店を移転し、新規オープンした際に念願の予約制お見立てサロンである「Oak Room」を新設しましたが、それから少しずつスーツを着る機会を増やしました。一緒にコラボアイウェアを企画している「Scye」「Old Joe」のセットアップも大好きでよく着ています。
そうして着る機会を増やすとスーツらしいスーツ、というかオーセンティックなスーツを久しぶりに着たくなりました。チョークストライプです。若い頃から好きな柄ですが、久しく着ていませんでした。今はスーツを着る人も減っているようですし、最近チョークストライプは見かけないから難しいかな…と思っていました。
前々からイギリスもののビンテージ服が欲しくなると時折覗いていた「DAVIDS CLOTHING」がビンテージのスーツも扱っていることを思い出し、「もしかしたらチョークストライプのスーツがあるかもしれない」と思って問い合わせてみたら、「1着気に入ってもらえそうなスーツがあります」と返事をもらい、店を訪ねました。
試着してみたら、なんとどこも直さずにピッタリのサイズでした! 1940年代の英国製で、少し大きめのピークドラペルがなんともいい感じです。ウエストは大きかったのですが、太めのパンツをクラシックに穿きたかったのでサスペンダーを使えば全く問題なしです。すんなりとイメージ通りのものが手に入り、大満足です!
時折スーツを着てみると、背筋が伸びてシャキッとする感覚があり、若い人たちにもぜひ試してみてほしいと思います! おすすめです!
若い頃には似合わなかった丸メガネも、今ではすっかり自分のトレードマークの様になりました。チョークストライプのスーツに「GERNOT LINDNER」のスターリングシルバー製のメガネは非常によく合うと思います。いろんなタイプのスーツにメガネを合わせるのも、男性のスタイルとしてとても格好いいと思います。
本年も非常に多くの皆様に「グローブスペックス」の店舗をご愛顧いただきまして、大変ありがとうございました! また新年もよろしくお願いいたします。皆さん、よいお年をお迎えください!