BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

ScyeとOld Joe、新作コラボアイウェア。

Scye」と「Old Joe」はそれぞれに私がとても好きな洋服のブランドなのですが、両ブランドとそれぞれ企画・デザインしているアイウェアブランドの新作がもう間もなく、6月から発売開始になります。今日はその新モデルたちを、両ブランドの洋服と合わせてご紹介します。洋服は共に今季の新作です。

Scye SPECS

Scye」の日高さん、宮原さんと一緒に企画・デザインしているのアイウェアブランドは「Scye SPECS」。オーセンティシティーをベースに置きながらも、その時々の空気感を絶妙に取り入れながらヒネリを加えた洋服のセンスは、トラッドの安定感と共に着る楽しみや高揚感を与えてくれます。アイウェアも同様にオーセンティシティを踏まえた上でヒネリを入れたデザインを2タイプ発表します。

P-COMBO

パントゥの球型とブロウタイプの組み合わせから「P-COMBO」と命名しました。実際にはパントゥ型は1930年代から40年代に流行したスタイルであり、それに対してコンビネーションは1950年代から60年代にウェリントン型が全盛期に流行していたので、実際のビンテージにはない組み合わせなのですが、時代をずらしたクラシック同士を組み合わせることで「Scye」的なファッションのウィットを発揮できると考え、デザインしました。

P-BAR

1930年代にパントゥの球型と1940年代に全盛となるハイブリッジを組み合わせた「RONBAR」というモデルが実在したのですが、一見時代がずれたディテールを組み合わせたような極めて珍しいデザインで、しかも現在では非常に入手しづらいデザインなので、敢えて少しだけディテールをアップデートして再現しました。

O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co.

Old Joe」の高木さんと一緒にデザインしているアイウェアブランドは「O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co.」。クラシックな服の素材やディテールをベースにアップデートを加えて、古着のようなニュアンスがありながら、古着には到底期待できない上質なジェンツの洗練さを加えて作られている「Old Joe」の服と同様に、現代的にソフィスティケートされたクラシックをアイウェアでも表現しました。テーマにしたのは「スモール・ラウンド」。

LEO

今回、スモールラウンドの眼鏡をしていたアイコニックな著名人にちなんでモデル名を考えました。このモデルはレオナール藤田さんを偲んで命名。一山式としてかけれらるアセテートフロントと、ケーブルテンプルの組み合わせがとてもクラシックな雰囲気を醸し出しています。

PAPA

アメリカの作家、アーネスト・ヘミングウェイは「Papa Hemingway」の愛称で親しまれていますが、こちらはヘミングウェイも愛用していたメタルの丸眼鏡に因んで「PAPA」と命名。実際、当時の丸眼鏡は一山式や彫金細工のディテールが見られるアンティークが多いのですが、現代的なアップデートを図るためにチタンのノーズパッドと彫金は省くことによって、より洗練されたイメージにしました。

両ブランドとも、他にもカラーバリエーションがあります。

全モデルとも6月に発売開始予定です。お楽しみに!

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