毎回、展示会におじゃまするぐらい大好きな「mando」! 高巣満導さんがデザインしているブランドです。以前のブログ「イカしたパイセン」でもご紹介しましたね。
ここ数シーズンの「mando」の新作で特に気になるのはさまざまなプリントや柄ものです。私はどちらかと言うとあまり柄ものを着ない方なのですが、「mando」のものにはいつもやられており、つい買ってしまいます。何故なんだろう? 多分ですが、高巣さんが以前アルファキュービックにいらっしゃって、「サンローラン」を日本に普及させる仕事をされていたこと。そして今でもとても「サンローラン」を崇拝されていることに関係している気がします。と言うのは私自身もアルファキュービックが日本に「サンローラン」を紹介し始めた70年代頃、ファッション的にとっても “ませガキ” だった中学生から高校生だった自分は『L’UOMO VOGUE』(イタリア『VOGUE』男性版)に夢中になっていたり、当然買えはしなかったものの当時の「サンローラン」のシャツの柄や色の組み合わせなど、とても魅了されていました。だからこのブランドに深く携わる仕事をされてきて、そのインスピレーションの洗礼を受けている高巣さんがデザインする柄ものが私に刺さるのは当然のことかもしれません。
1月23日に放映されたNHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」の中で着ていたこのシャツも「mando」のいまの春夏物です。アーティスト、出石美菜子(Mina)さんの素敵な絵がプリントされています。
このジャケットも春夏物です。派手になりそうですが、他のアイテムを抑え目にすればバランス良く着られてコーディネートに華を添えてくれます。
ここまではちょうどこれから着られる届いたばかりのアイテムですが、先日開かれたばかりの展示会で紹介され、次の2020-21年秋冬シーズンに向けてお願いした柄ものが以下の内容です!
今回の展示会場で最初に目に入ってきたのがこのプリント柄。フランスの1920年代、名作照明で有名な「lampe Gras」を絵にしたものだそうです。このフロアライト、当時コルビジェや画家のマチスなどがアトリエで使っていたことでも有名です。高巣さんも海外で手に入れたものをデスクで使っていて、このプリントを思いついたそうです。マチスのアトリエをイメージしてコラージュしたオリジナルのプリント柄です。
珍しく刺繍が入ったハーフジップのプルオーバー。アイテムとしてはスレスレな感じもしますが、高巣さんの手に掛かると意外に上品でオシャレなイメージになっていますね!
取り外し可能なライニングと襟が付いたフィッシュテールのコート。部分的に取り外せることで長いシーズン着られそうです! 英国もののバブアーやベルスタッフの裏地にありそうな柄を表に持ってきているのところもいいですね! よく見せたい柄なのに脱がないと見せられない裏地ってありますよね。
少し丈が長めのシャツジャケット。サラッと羽織るだけですごく洒落ています! このアイテムは迷い中…。
すでに届いた春夏物をこれから着るのも楽しみですが、次の秋冬シーズンがもう楽しみになっています! 高巣さん、毎回ありがとうございます!