BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

Scye 2020-21 AW collection

昨年、コラボアイウェアを一緒に作り、個人的にも長年に渡って服を愛用しているScyeの2020–21年秋冬コレクションの展示会に行ってきました。今回はブランドがスタートして20周年となる展示会で、いつにも増して充実したラインナップでした。Scyeはクラシックなものをベースにしながら、程良く時代の空気感を取り入れたヒネリが随所にあります。安心感を持って着られる一方、着る楽しみもたくさん提供してくれる、とても好きなブランドです。

Scyeが20年間やってきた中でスーツやジャケットのライン、デニムのライン、ワークやミリタリーのライン、レザーのライン、少しスポーティーでシャカシャカ素材のライン、コートのラインなど、いくつものセグメントがあり、それぞれが毎年進化していて、いつも新しい発見と感動を提供してくれます。

いつも真っ先に袖を通すのがセットアップです。今回、一番気になったのは自分の大好物の柄であるガンクラブチェック! 若い頃からずっと好きな柄で今までもコート、ジャケット、ドリズラーなど持っていますが、ダブルのセットアップは初めてだったので即決です。

パタンナーの宮原さんが勧めてくれたのはマント型のコート。内側にアームレストが付いており、袖に腕を通さず、肩に羽織ってこのアームレストに腕を掛けるという、何ともクラシックで新鮮な洒脱さを持ったコートです。冬のヨーロッパやNY出張の時に持って行きたいアウターですね。

もう一つ目を引いたのがコーチジャケットとパンツのセットアップ。秋冬物には珍しい色味にとても魅力を感じました。とかく暗く重めの色が多くなる秋冬に、こんな色味を着ると気持ちが元気になりそうです!

一緒に行ったウチのプレスの籏智にはこのコートがとても似合っていたのですすめました! 袖がないから腕を出した際、下に着るニットや首回りの巻物などで色んなコーディネートが楽しめそうな、とってもオシャレな女性用のアウターです!

展示会にはやはりScyeのジャケットを着て行きました。昨年、オーダーしてでき上がってきたばかりのブレザーです。Scye Mercantile初めての Made to Mesure のブレサー、つまりビスポークです。イギリス北部のウエストヨークシャーで1910年創業の生地メーカー「Joseph H. Clissold」社の生地を使用し、生地ラベルには「Scye Clothing x Joseph H. Clissold」別注タグが付いています。独特のショルダーラインで肩まわりのフィット感が抜群です! もともとScyeの服は自分の体型にほぼピッタリ合っているのですが、今回は宮原さんが採寸して更に細かく合わせて下さったので、正に体の一部のようなフィット感です!

ネイビーのブレザーはメンズアイテムの中でも特にベーシックで基本アイテムなだけに、選ぶなら生地と作りに十分納得の行くレベルのものを選びたかったので、このScyeのブレザーはMade to Measureでとても満足度が高いです!

これらのアイテムはまた次の秋冬を楽しみにさせてくれます。帰りには20年Anniversaryを記念したこんな便利アイテムのお土産とシャレの効いたキットカットを頂きました。Scyeの皆さん、いつもありがとうございます!

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