BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

フランス出張 – その4。

前回に引き続き、フランスの「SILMO」展で注目したニューモデルをご紹介して行きます。

ROBERT MARC NYC

前回のコレクションから新生デザインチームが始動し、デザインに幅が出てきたロバート・マークNYC。今回の発表内容はNYCとは切っても切れない関係の “Jazz” をテーマにしたコレクション。スタンダードナンバーの名盤の色をモチーフにしたカラーパレットで展開したり、プロモーションのビジュアルも実際に今、NYで活躍する現役のJazzアーティストを起用しています。今回、目立っていたのはコンビネーション、女性用のアーバンなブロウタイプ、ボリュームを持たせたクールなサングラスなどです。全体的にNYCらしい都会的なイメージが魅力的でした!

 

Ahlem

まだデビューして5年足らずのアーレムですが、すぐにコレットのバイヤーに目を付けられ、その後、世界中の名店で販売が始まりました。今、人気が出ているブランドの一つです。今季の新作は「アルチザン」をテーマに、職人の手作業によるフレームのデザインが特徴。ハンドハマードはカルティエのジュエリーにも同じ手法を用いる職人が手作業でハンマー仕上げのメタル加工を施す、味のあるデザインに仕上がっています。そしてハンドペイントを用いたサングラスのシリーズは「脱クラシック」の新たな方向を打ち出していてとても新鮮です。

 

Michel Henau

実際にグラフィックアートを描いているアーティストがこのブランドのデザイナーを務めるミシェル・エノウ。アイウェアのデザインもとてもグラフィカルでアート作品のよう。でもベルギーで眼鏡店を営んでもいるので、掛けてみるとちゃんと人を引き立てるポイントがしっかり押さえられています。今回も見ているだけでも楽しい新作が多数登場!

 

Jean Philippe Joly

フランス人だけどイスラエルの奥様の元に住み、今はテルアビブ在住というやや変わり種のデザイナー。底抜けに明るい人です。昨シーズンくらいからとてもデザインのクオリティが上がっています。クラシックベースで色や形に良い感じのヒネリがあり、楽しんで掛けられるデザインが多いです!

ご自分の娘さんをたまたま撮った写真がお気に入りだそうで、今回のメインビジュアルに使用しています。

 

Garrett Leight

ロサンゼルスのベニスをベースにしているブランドだけあって、サーフカルチャーやロスのレイドバックな雰囲気をデザインに纏ったモデルが多いです。今回初めて見たのは紫外線で色が変わるサングラスのフレーム。レンズの色が濃くなる調光レンズは前からありますが、フレームは初めて見ました!

フレームに紫外線を当てるとベージュから少しパープルが掛かったピンクに色が変化!

長年の親友であるCharles。私の還暦を祝って特別なワインを用意してくれていました。感激!

 

まだこれ以外にもたくさんの新作が徐々に入荷してきますので、店にも見に来てみてください!!

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