3月から動いていた東京、長野の2拠点生活の準備がようやく整い、8月に長野・川上村に家と土地を手に入れた。それは標高1,450m、八ヶ岳の麓、日本のヨセミテと言われている小川山、瑞牆山に程近い、白樺やどんぐりの森の中にある。早速、1500平米ある敷地の手入れをし始めている。玄関アプローチの階段作りや山の斜面を整地して枕木を敷き、焚き火しながらお酒を呑む場所にするつもり。そこで好きなだけチルアウトを。
作業をしていると夕刻に少し遠くでガサガサと聞こえる足音。ニホンジカが集団で僕の土地を横切る。足元でカサカサと聞こえる小さな足音。名前も分からない虫がせわしなく駆けずり回っている。わずか数日の山暮らしだが、感覚がどんどん鋭くなっている。と同時に安らかな気持ちにもなる。
森を開き、自分の力で場所を作る。この行為が今後の人生を豊かにしていく気がしてならない。
今後このブログで山の時間を書き綴りたいと思っている。