四国、愛媛県・内子町に旅に出かけた。札幌の友人が仕事で内子町を訪れるという話を聞き、
行ったことのない町だったので、それに乗っかる形で。
松山空港でレンタカーを借り向ったのだが、知らない町、敢えて高速には乗らず下道で小一時間。
東京や北海道とは自然の植生、国道脇を流れる川の渓相、建造物の造りがまるで違う、これぞ日本の原風景を感じながら、心満たされるドライブ。
その日は小田深山渓谷にて趣味のフライフィッシングを少々。この渓谷は川の横にトレイルもついているので、釣りをせずともただただ歩くだけでもものすごいパワーを頂けるスポットだった。
翌日はは八日市町並観月会が開催される日で、その日中は町の方々が準備に勤しんでおられた。
観月会に訪れるお客様のために、それぞれが自身のお店や自宅の前に、裏山から拝借した野花や野草を素敵に生けておもてなしをするという。その準備を皆一様に楽しんでいたのがとても印象的だった。
観月会が始まると、通りのあちこちで奏でられている琴の音色と、特産の大州和紙と木蝋 で作られた行燈が優しい灯が本当の価値とは何か?ということを教えてくれた。
真の美しさとは己を示す事ではなく、人を想い、控えめに設えることなんだ と 。
自分、まだまだです。