今から40年ほど前、大学生の間でポピュラーだったサンダルがあります。それがメキシカンサンダルと呼ばれていたHUARACHE ワラチです。天然皮革で編まれたアッパーに古タイヤを再利用したアウトソールを組み合わせたサンダルで、元来はメキシコ庶民の間で普通に履かれていた存在が、アメリカ西海岸のサーファーの間でポピュラーとなり、その流行が日本にも伝播したかたちですね。自分は上野のアメ横の靴屋で購入しましたが、渋谷や新宿のセレクトショップでも扱っているところがありました。
どうしてこんなことを思い出したかというと、MALIBU SANDALのCANYONの編み込みメッシュのアッパーが、あの頃のメキシカンサンダルを思い出させるデザインだったから。
デザインは似ていますが、もちろん機能性は現代レベルにアップデートされていて、人工スエードのフットベッドやクレープラバーのアウトソールetc.長時間の歩行でも快適性をキープしてくれるスペックを結集しています。素足で履いてもいいですが、自分はVIBSOXのソックスを組み合わせることで、素足よりも上品な雰囲気で履けると思います。
アウトソールはグリップ性に優れたクレープソールを採用。
足裏が触れるフットベッドは、人工スエードを採用。
ソックスを組み合わせることで、素足で履くよりも上品な雰囲気になると思います。
これが1980年代にポピュラーだったメキシカンサンダル。現地メキシコではHUARACHE ワラチと呼ばれる伝統的な履物です。