前回石垣島を訪れたのは今から20年ほど前。まだ以前の石垣空港が供用されている頃でした。そのときはCLUB MEDに滞在したので、石垣島の市街地で遊ぶことは全くなく、今回の滞在が石垣島初体験のようなものです。この地でも真っ先に楽しんだのはB級グルメ。「具志堅用高記念館」そばの「あらかわ食堂」で食べた牛そばや「キミ食堂」の味噌そば、「とうふの比嘉」のゆし豆腐そばetc.本当に美味しい料理が多い。ちなみに石垣牛は東京の感覚でもかなりいいお値段。腹いっぱい食べたら、一人2万円コースです。
そして今回の滞在で印象的だったのが、「栄福食堂」。店の外壁に数々の張り紙で、同行した杉山君が「クセの強い店ですねぇ…」と表現したようにインパクト充分。普通の観光客は入店を躊躇するところでしょうが、そこは海外渡航通算300回近い自分は、怖いもの見たさでトライしたくなり、「ダグズバーガー」で多良間牛プレミアムバーガーを食べたのに、最後の夕食のタイミングで訪問しました。
入店すると予想以上にクセの強い店ですが、なかなかお店の人が現れない。40秒ほどしておじちゃんが登場。「どこから来たの?」という会話から始まり、「ヤギ汁がオススメ!」と言われるも、すでにハンバーガーを食べた旨説明し、トニーそば(中)をオーダー。しばらくして着丼したそばは、どちらかいうと薄味で、独特なテイスト。ピパチと呼ばれる島こしょうを入れるとちょうどいい感じ。味に関しては前述のお店には劣りますが、決してまずくはないかと。それよりもこのお店は、店主との会話、お店のクセの強さを堪能する場所ですね。一人旅の人にはこういうお店はありがたいかと。世界で最も著名なガイドブック、Lonely Planetにも掲載されています。ちなみにトニーとはかつての映画スターで店主の憧れ和製ジェームス・ディーンと呼ばれた赤木圭一郎の愛称であるトニーから命名されたとのことです。それにしてもこういうお店を見つけると、グアムで訪れた伝説の中華料理店の上海楼を思い出すなぁ(笑)
店内は赤木圭一郎と国防関連でいっぱい。ちなみにオリジナルTシャツは1000円。
「上海楼」のアトラクション、お母さんの縄跳びは無料でしたが、ここんちのアトラクションである屋上でハンモックは有料。1時間300円也。
こちらがトニーそば。トッピングの甘い肉が独特で美味しい。
「栄福食堂」のオヤッさん。とにかく話好きで、マシンガントークが止まらない。飽きません(笑)