自分がサラリーマン時代は本郷三丁目に10年通っていました。今もそうですが、当時から食欲旺盛で、昼も夜もこの街のいくつかのお店にお世話になってました。隣の御茶ノ水や湯島と比較すると、バリエーションはかなり限られたのですが。そんななかで自分がランチタイムでよく通ったのが、「真寿舎」「楽仙楼」「栄亀庵」そして「ミュン」。「ミュン」はベトナム料理店なんですが、ランチタイムのメインメニューが、ベトナムではあまりポピュラーではないカレー(笑)。でもこれが美味しかったんです。徹底的に煮込まれた鶏肉は柔らかく、手羽元の軟骨部分も美味しくいただけるほど。今はあたり前となったインド由来のスパイスをふんだんに使ったカレーと比べるとそこまでは辛くないけど、適度にご飯が進みます。あと、ご飯ではなく、そうめんと呼ばせていた、ベトナムの米を原料としたブンも選べて、こっちのファンも少なからずいました。そして自分がサラリーマン生活に終止符を打ったのが1998年のこと。それからは「ミュン」で、この鳥カレーを頻繁に食べることはなかったですが、「サッカーダイジェスト」の仕事で本郷三丁目に行った際や、新宿御苑には「ミュン」の本店があったので、そちらでたまに食べてました。そんなミュンが無くなったと聞いたのは、かれこれ数年前。いろいろ思い出があったお店なので、閉店を聞いたときは寂しかったですね。
ところが先週、サラリーマン時代の後輩から「ミュン」で働いてた人が四谷三丁目で「ティンフック」というベトナム料理屋さんをやってて、そこで例の鳥カレーを食べられるという情報を、messengerで教えてくれ、早速行ってきました。供された鳥カレーは、見た目も味もあの頃のまま。値段も当時よりは上がったとはいえ、税込で700円とリーズナブル。美味しかったので、翌週も訪問。定期的に通うことになりそうです。
目を閉じて食べていると「カレーハイカイ(カレー二人前)!」「オカワリモッ(お替り一枚)!」という「ミュン」の眼鏡をかけたお兄さんの甲高い声が聞こえてきそうです(笑)
リーボックジャパンOB,OGの皆さんはぜひ行ってみてください!
これが鳥カレー。本来、ベトナムでカレーはポピュラーな存在ではないですが、美味しいからいいですよね(笑)
昔はライスお替り無料だったけど、いまは有料。個人的には、このカレーはお米がベストマッチだと思います。
ライスではなく、そうめんとお店では呼んでいるベトナムのライスヌードルであるBun(ブン)も選べます!
こちらが、そのそうめんことBun(ブン)です。