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以前も書いたことがありますが、「別所哲也がハムの人」なら「南井正弘は靴の人」と、自分の周囲の人に思われていることは間違いないでしょう。最近でこそランニングのイメージも強いかもしれませんが、古くからの知り合いは断然、靴、それもスニーカー。リーボックジャパンに製品担当を中心に10年勤務したこと、1992年に放映された(もう28年経った(笑))フジテレビのマニアックなクイズ番組「カルトQ」のスニーカー編でぶっちぎりの得点で優勝したことetc.が、その大きな理由ですね。意外と知られていませんが、実はスニーカーだけでなく、オールデンやエドワードグリーン、ジョンロブ、JMウェストンといったドレス主シューズも大好き。今から12年前の2008年10月からフイナムでブログを書かせてもらっていますが、自己紹介の次の投稿、実質初投稿で紹介したのはスニーカーではなくオールデンの405、通称インディブーツでした。自分のようにスニーカーとドレスシューズの両方にマニアックな人はかなり少なくて、基本的に「スニーカー好きはスニーカーだけに興味がある」「ドレスシューズ好きはスニーカーはそれほど好きじゃない」というパターンが多かったですね。スニーカーに関しては圧倒的な知識を誇る芥川さんや関村さんもドレスシューズはあまり興味なかったし。あえて挙げたらシューズデザイナーの8Mさんくらいですかね。自分の周囲で両方に高いレベルで詳しかったのは。

 

そんな状況である人と出会い、「この人は知識のレベルが凄いなぁ…」「靴全般に対する愛情というか情熱が半端ないなぁ…」と驚くことになります。それが靴職人の五宝賢太郎さん。オーダーシューズとシューリペアを専門とする「GRENSTOCK」を設立し、TBS系で放映されたドラマ「陸王」では足袋型シューズ開発の監修を担当するなど、現在では日本を代表するシューズクリエイターと知られます。五宝さんとは2018年春のECCOの欧州取材で一緒になり、自身のブランドや海外メゾンの高級靴を手掛ける一方で、「週に1、2足は買う」ほど大のスニーカー好きな一面もあるという、ドレスシューズとスニーカーの両方を愛する点に親近感を持ちました。そんな五宝さんが最近手掛けて話題となっているのがルコックスポルティフのクラフテッドスニーカー。洗練されたドレッシーなデザインにスニーカーの快適な履き心地を巧みにミックスさせたコレクションにラインアップされる1足で、自分が最近手に入れたLCS RC PROMENADEというブルーチャー(外羽根)デザインのオックスフォード(短靴)は、これ1足でビジネスシーン、冠婚葬祭、カジュアルシーン、トラベルetc.に対応してくれそうなマルチパーパスな1足。長時間履いても快適性を失わないアッパー&ソールユニットの構造も◎で、早くもヘビーローテーションで履かせてもらっています。ファーストコレクションは2モデル4SKUですが、今後の展開が楽しみです。

このコレクションに関して、こちらで五宝さん自らが詳しく語ってくれています。靴好きは要チェックかと。

 

LCS RC PROMENADEは、スニーカーとドレスシューズの良いところを巧みにミックスさせていると思います。ブラックとホワイトの2色展開。

 

アッパーは履けば履くほど足に馴染む天然皮革を採用。

 

履き口部分も上質なレザーを用いることで、足首周りに優しくフィット!

 

 

 

 

グリップ性と屈曲性に優れたアウトソール。弾性の異なるミッドソール「DYNACTIF」システムでコンフォート性を向上させることにも成功しています。

 

この日は「STANDARD CALIFORNIA」SD Comfortable Stretch Pantsとコーディネートしましたが、カジュアルシーンからドレッシーな装いにもマッチしてくれるのが、このシューズの大きな魅力ですね。

 

若い世代は知らないでしょうね?「別所哲也はハムの人」だったということ(笑)

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