「ミウラ&サンズ」と聞いて、「シップス」の前身ですよね?と答えられるのは、古くからの洋服好きか、若い世代ならアパレル業界関係者。そんな「ミウラ&サンズ」があったのが、今は台湾料理の「麗郷」や「タコベル」、「ヤマダ電機」の裏口がある道玄坂小路という通り。そんな細い路地に「フレッシュマンベーカリー」というパン屋さんがありました。名前とは違い、かなり年季の入ったお店でしたが、「ミウラ&サンズ」で洋服を見た帰りは、ここんちでコロッケパンとかカツサンドを買って食べたものです。そんなお店も1997年に閉店。48年という長い歴史に幕を閉じました。どうしてこんなことを思い出したかというと、その風情が「フレッシュマンベーカリー」を思わせるお店を訪れたから。それが五日市街道沿いの杉並区成田東にある「好味屋」。先日とあるニュース番組で、このお店が紹介されていたんですが、その内容が、今回の新型コロナウィルスの件で、高校が休校となり、区内のいくつかに販路を持っていた同店が苦境に陥っていたところ、高校のOBたちがSNSで拡散すると、店にはたくさんのお客さんが訪れて、苦境を脱したということ。昔自転車で近くをよく走っていたので、存在は知ってたのですが、お店に入るのは初めて。いろいろなパンが焼かれていて、どれも美味しそう。しかも安い!今回はやきそばドック(130円)とメンチドック(150円)を買ったんですが、どちらも美味い。ボリュームは控えめなんで、小腹がすいたときのおやつにもいいですね。近々訪れたら、今度はカレーパンやサンドイッチあたりをトライしようかと。最近、こういった昔ながらのパン屋さんが急速に減っていますが、出来る限り長く営業してほしいものです。
やきそばドックは130円。やきそば自体がB級テイストでかなり美味い。個人的なやきそばパンランキングでは、東新宿の「蜂屋」に次いで2位にランクします。
こちらはメンチドック(150円)。昔ながらのベーシックなメンチカツに、これまたベーシックなケチャップやパセリ、レタスをミックス。小ぶりなサイズなんで、あっという間にペロリ。これもヒットでした。