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「中興の祖」という言葉があります。一般に名君と称される君主または統治者の中でも、長期王朝、長期政権の中途、もしくは危機的状況後に政権を担当して危機からの回復を達成し、政権の安定化や維持に多大な功績があったと歴史的評価を受ける者をいい、日本では徳川吉宗、島津忠良、佐竹義舜といった名前が挙げられます。
一方で企業の歴史においても中興の祖は存在しており、それは人だけでなくプロダクトにも。
トヨタ カローラ
VW ゴルフ
ソニー ウォークマン
任天堂 ゲームウォッチ
Apple iPhone
NIKE エアジョーダン、エアマックス、
エアトレーナー
Reebok フリースタイル
個人的には、これらのプロダクトは各ブランドにとっての中興の祖にあたるかと思います。
どうしてこのようなことを考えたかというと、一昨日リリースされたOnのCloudnovaが後々振り返ってみて、このブランドに大きな影響を与え、中興の祖となるような気がしたから。Onは創業以来ランニングシューズの世界で急速に成長を続けてきたブランドですが、昨年あえてカジュアルシーンをターゲットにCloud Hi Edgeをリリースし、注目を集めることになりました。他ブランドのカジュアル向けスニーカーの多くが過去の名作を現代に蘇らせた復刻モデルであるのに対し、このモデルは現代のテクノロジーを活用して、あえてスニーカーをクリエイトしたという点が面白いと思いました。そして今回、より汎用性の高いローカットデザインのCloudnovaが、それに続いてリリースされたのです。
実際に履いてみると、CloudTec®︎を採用しているので、自然な着地と力強い反発力を発揮してくれ、履き口部分やシュータンはフィット感を高めるディテールを結集しているので、本当に履き心地がよく歩きやすい。走ってみると、下手なランニングシューズよりも走行性能は上かと。ソールユニットの安定感も高いので、スクワットやランジetc.といったアクティビティにも対応。スニーカーとしてリリースされていますが、機能的な妥協は一切無く、スタイリッシュなデザインと優れた機能性を高次元で融合してます。自分はカジュアルシーンはもちろん、ラン、トレーニング、そして再び旅行に行けるようになったらトラベルシーンでも活躍してもらおうと思っています。
ソールユニットにはOn独自のクッショニングテクノロジーであるCloudTec®︎を採用。自然な着地と力強い反発力を兼ね備えており、カジュアルシーンでもスポーツシーンでも機能してくれます。
履き口やシュータン部分はフィット感を高めるディテールを結集。長時間の着用でも快適性を失いません。
アウトソールはオンロードや室内で最高のグリップ性を発揮するパターン。本当に必要な部分だけにソリッドラバーを配することで、軽量性も追求。スピードボードも内蔵しています。
