今でこそアウトドアウェアはパタゴニア、ザ ・ノース・フェイス、アークテリクスを着ることが多いですが、30年ほど前は、なんといってもL.L.Beanにお世話になりました。オフィスのメンバーで注文を募ってまとめてオーダー。届くまでが本当に楽しみでしたね。マウンテンパーカ、ノルウィージャンセーター、トートバッグetc. いろいろ買いました。そして1991年、メイン州フリーポートにあるL.L.Beanの本店へ行く機会があり、店内では職人がボートモカシンを縫う実演をしていたり、いろいろな意味で感激しました。この当時はシューズのほとんど、アパレルの半分くらいがMADE IN USA.でしたね。
あれから29年、1992年にL.L.Beanは日本にも進出。1号店は自由ヶ丘で、日本でも気軽に買えるようになったことで、逆に以前のように夢中にならなくなったのも事実。個人的にはアメリカの田舎の雰囲気プンプンのアメリカ製の無骨な雰囲気が大好きだったので、アジア生産の小綺麗な縫製は逆に興味を失わせる結果に。それでも先日吉祥寺のお店を訪れると、ラグビージャージやトートバッグなど、欲しいアイテムがいくつもある。トートバッグの一部はいまだにアメリカ製だし。そんななかでも特に興味を惹かれたのが、L.L.Bean × Flowfoldのトートバッグ。Flowfoldは、Charley Friedmanが 2010年にメイン州で創業したブランド。最初の製品は最も薄く、最も軽くて丈夫な財布を目標に製作。現在は、セイルクロスを活用した軽量性、耐久性に優れたバッグコレクションを展開。L.L.Beanとのコラボコレクションは、トートバッグ以外にもクロスボディポーチやバッグパックもラインナップ。どの製品も、アメリカで作っていて、29年前、フリーポートで見たL.L.Bean製品のテイストを現代に伝えてくれています。
現在もアメリカで生産していることの証。自分たち世代は、こういうのに弱いのです(笑)
L.L.BeanとFlowfoldという、共にメイン州に本拠を構える両社によるコラボレーション。
取り外し可能なショルダーストラップが付いているのは便利。
自分が編集長を務める「Runners Pulse」の第6号が2週間前に発売されました。おかげさまでAmazon出荷分は完売しましたが、全国の書店や下記リンクでは送料無料で購入可能。ランニングギアや海外レースに興味あるランナーには満足していただけると思います。何卒よろしくお願いいたします。