2019年9月28日。この日は日本のラグビー界にとって歴史的な日となりました。ラグビーワールドカップ2019 の対アイルランド戦で、日本代表が19対12で勝利したのです。この試合を運がいいことに、小笠山運動公園 エコパ スタジアムで観戦していたのですが、奇跡とか番狂わせといった感じではなく、正々堂々正面からぶつかって、勝ったという印象でした。

試合開始早々、二度の得点機を逃し、アイルランドの素晴らしいプレーで先制を許したときは、「とにかく大敗だけはしないでくれ…」と思いましたが、日本代表は、最後まで集中を切らさず、福岡選手のトライで逆転。そのリードを最後まで守り続けました。試合終了少し前から、嬉し涙が溢れましたが、自分の周囲の何人かも同じ状況。この嬉しさは、2002年6月4日、サッカーワールドカップのベルギー戦で、鈴木隆行が目の前でゴールを決めたときと同じくらい。生でスポーツを観戦する醍醐味のようなものを久しぶりに経験できました。

この日の日本は最後まで集中を切らさなかったです。それが大きな勝因かと。あと気温、湿度ともかなり高く、アイルランドには、それが不利な点だったかと。

日本の勝利が確定したときの嬉しさといったら、それはもう格別。次戦の対サモアにもきっちり勝利を収めてほしいですね。

スタジアムを去るアイルランド代表。彼らが本気のプレーを見せたからこそ、名勝負が生まれました。本当にいい試合でした。サッカーだと負けたほうのサポーターが試合後に大暴れしたりすることも珍しくないんですが、ラグビーの場合、勝者と敗者がお互いを尊重し合う。ファンも同じで、スタジアムでも、帰りに立ち寄った静岡の街でもアイルランドのファンと日本のファンの交流が見られました。こういうのホントいいですね。

 

ちなみに自分が大昔好きだったラグビー選手は、早稲田大学のスタンドオフだった本城和彦選手。それまでのラガーマンに感じていた無骨さがなく、彼のプレーは華麗の一言。正確無比なキックも印象に残ってます。

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