小さく軽い我々は能動的に情報発信をしていこうという想いの中から私のような若輩者がこのブログに混ぜていただいているわけですが、この半年くらい方々から「全然書いてないじゃん!」というご意見を賜り、何について書こうかとずっと考えていたのですが、私個人の体験と私の所属しているメディアサーフについて、というところを書くのが一番簡潔かつ、自身を体現できると思い至り、ここから複数回、僕が会社のメンバーに定期的に書いているメールを再編集して、記事としてあげていきたいと思っております。特に繋がりのない方に対しても理解が進むように、適宜リンク等追記しつつ、記事の体裁をそれなりに保ちながら更新していきます。
まずは、2021年11月の初回から。

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2021/11/04 18:44

みなさん
今月でメディアサーフは設立から14年目に入りました。2007年の11月に設立となっていて、当時は世田谷区の池尻にあるIIDという場所の、裏庭と116という部屋番号のついた小さな部屋が全てでした。その裏庭で鶏を飼えば近隣から鳴き声がうるさいと怒られ、建物の中で問題が起きればまず僕らのアリバイが確認される、そんな理不尽な日々でした。大学を卒業したての堀江とぼくは社会と会社の作法を全てすっ飛ばして、メディアサーフ設立のタイミングで社会人になりました。今思い返しても、毎日何をしていたのだろうかあの頃、と言うくらいに記憶が曖昧なのですが、それは単純に歳をとったからか、もしくは、本当に何もしていなかっただけかもしれません。
 
当時、創業者かつ現相談役である、黒崎さんに「メディアサーフとメディアフロウ、どっちが良い?」と聞かれて、即座に「フロウの方が(まだ)良いかと思います」と答えたのですが、その翌々日くらいに「メディアサーフにした」と連絡がきました。なるほど、大人とはそうか。そういうことか、と思ったのをよく記憶しています。その後、ユウスケが、そしてわりかしあとに国崎が参加して今の形に近づきました。と思ったら、ユウスケは最近独立をすることになったので、やっぱり一つの形なんて無いのだな、と思う次第です。森羅万象万物流転。
 
思えば遠くへきたものだ、と思いながら日々自分たちが向き合い、成し遂げようとしていることに良い意味で驚愕する日々ですが、今何が起きているのか、これからどういったことが我々の周辺で起きるのか、そして、どういう方向を目指しているのか、そういったことをグループ全体に共有していかなければ、と最近考えています。気付けば、僕らは50名ほどの大所帯となっているなかで、メンバーひとりひとりが思い思いの個人としての理想や在り方を描きつつ、同時に良い距離感をチームごとに別チームとは保ちつつ、ということがあるかもしれません。このメーリングリストはその目に見えない微妙な間をつなぐメールだと思っていただければ。これから月の初めに僕から考えているなどをメールしますが、他のメンバーの書くだろうし、使い方を皆で模索していければと思います。グループ全体に共有したいことや、考えていることや変えたいこと、よかったこと、もちろんそれ以外でもなんでも。いつでも使ってください。
 
メディアサーフをやっていると、よく聞かれることですが、「何のために、誰に向けてやっているのですか?」と。クライアントや社会を納得させるためにその回答は七変化ばりの柔軟さを常に維持するわけですが、ここだけの話、本当は僕らは自分たちとその身内に向けて、感動するものを、誇れるものを、さらに誰かに伝えたくなるようなものを作っている。それに尽きるわけです。そのために、こんな時代だからこそ、良い人が集い、コミュニティを形成して行くような場所、そして状況を創っていきたいと思います。
 
現在は未来の一部であるのだから、今この瞬間の思考と振る舞いが未来を大きく変える力を持っている、そう考えて future_01 というメールグループのタイトルにしてます。
 
至らないところも多々あるとは思いますが、引き続きよろしくお願いします。
 
寒空のストックホルムより
 
松井明洋 
AKIHIRO MATSUI
mediasurf.co.jp
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