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BLOG - 小牟田 亮(フイナム編集長)

レショップとマディソンブルーとルメールとイエティ。

レショップ金子さんからお声がけいただき、マディソンブルーの中山さんとの対談を。昨今とにかくエネルギッシュな金子さん。様々な企画を水面下で走らせていると思うのですが、そのどれもが面白そう。特定の事象に偏らず、様々なヒトモノコトを紹介するというのを心がけているつもりなのですが、ついついレショップのネタが増えてしまう今日この頃です。

この企画はフォトグラファーを山谷佑介さん、ライターを渡辺かおりさんにお願いしました。

山谷さんとこういう取材はあんまりやったことないんですが、いわゆる座りのいい取材写真ではなく少しノイズを入れたくてお願いしてみました。

山谷さんといえば、「Doors」終わりのこの文章が最高なんです。エモい。

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オックスフォードサーカス。ロンドンど真ん中。大都会の隙間に突然現れた、きったない廃墟のビルでやっているアンビエントパーティー。今夜も俺の想像をあっさり超えてくれる状況に出会ったなーと思いながら、誰も言葉を発しない暗闇の中でボーッと考えた。 ヨーロッパ6カ国を巡るツアーもこないだ終わって、もうすぐ帰国。走行距離4,980km。8回のパフォーマンスで採集した山谷の数、3,563カット。 誰に頼まれたわけでもないこのツアー、俺自身、このパフォーマンス”Doors”がなんなのか、それを知りたくてヨーロッパまでやってきた。ほとんどのオーディエンスは俺のことを知らないし、これから何が始まるのかも知らない人たち。 でもパフォーマンスが終わった後にはみんな興奮したように俺に話しかけてきてくれた。自分で言うのもなんだけど、俺が英語聞き取れないだけだとは思うんだけど、耳に入ってくるオーディエンス達の反応は全部いいものだった。 “いい”というか、彼らも目の前で起きたこの状況をなんていう言葉で発していいのかわからないような感じだった。なんなのこれは?わからないけどファッキンクールよ!プリンターの前に群がる人たちは、自分の中でそれらを咀嚼しながら理解しようと努めてくれているようだった。 思えば、ずっと自分のちっぽけな想像力を越えるためにカメラを持って、いろんな場所を歩いてきた。だからスナップ写真をやっているんだし、普段覆い隠されていることや見えない何かを半ば強引に写し取ってきた。その写真という行為を知りたくて、暴力的なフラッシュの光の中で自分自身を晒してみた。 そう、俺はずっと剥ぎ取ろうとしてきた。でも、取ろうとしないで、こちら側を剥ぎ取った。そしたらそこには優しい世界がありました。無茶苦茶なドラムを叩いて、これでもかという変な表情を晒しながら、体力の限界で倒れこんだ半裸の東洋人に対して、みんな心を開いてくれた。 マジか、イソップ童話かよ。北風と太陽状態。 そういえば、今回の旅のパートナー、エンジニア・山森文生と初めて出会った日のことを思い出した。 たまたま知人と飲んでいる時に、そこにいた。見るからにパソコンとか得意そうなグリグリ眼鏡の彼に今回のパフォーマンスの計画を相談した。なんでドラムが必要なのか、とか。そしたら彼は”パンクってなんですか?”と、聞き直してきた。生きてきた世界が全く違うこの男と2人、力を合わせて誰もやったことのないことに挑戦する。1ヶ月もずっと一緒にいればそれはイラっとすることもあるし、もう会話なんてなくなる時だってあった。このすぐ横にいる男に、まずは理解してもらわないといけないわけだから、イラっとした時はちゃんとイラっとした。そしたら向こうもイラっとした態度を見せてきやがった。イラっとしたけど、そこに安心もした。そういうことなんだと思う。 まぁつまり何が一番言いたいかというと、写真集予約してくれ。 俺が帰国する9月30日までって言ってるけど、時差とかあるし、また飛行機に乗り遅れるかもしれないし、家に着くまでが旅、もしくは社会復帰ができるまでが旅かもしれないので、まぁ締め切りはそんな感じです。 なんとかやり遂げられたのは関わってくれたみなさんのおかげです。本当にありがとう。また近いうちに会いましょう。 2019年9月30日 山谷佑介

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渡辺さんとは、超久しぶりのお仕事。サバサバしててすごく仕事がやりやすい。女性ならではのインタビューで、金子さんを思い切り動揺させており、これまた新鮮な仕上がりになりました。感謝。

GINZAでの連載はこちらです。

これは自分ではなく、ウチの村松くんの仕事ですが、好きな記事です。

クリストフ・ルメールが日本のメディアに出るのが久々ということで、けっこう貴重なインタビューかなと。しかもパートナーのサラ リン・トランも一緒ということでなおさらに。モノづくりに対しての率直で親密なインタビューは、文字を追っているだけで、なんだか清々しい気持ちになってきす。こういう声を聞いたあとだと、同じ服を見てもこれまでとは違う種類の感情がこみ上げてきますよね、当然。親密に感じてしまうというか。〈ルメール〉、買ってみようかな。

デンマーク由来のアウトドアブランド〈イエティ〉の企画に、「LIFE」の相場さんに出ていただきました。久々に相場さんとお話させていただきましたが、相変わらず自然体で素敵でした。仕事も遊びも決して無理をしないというか、肩の力が抜けていているんですよね。マインドがそれこそ北欧の国々の人に近いのではないでしょうか。うーむ、見習いたい。土日はきっちり休んで家族と過ごす、まだまだだなー。

相場さんに着てもらったダウン、自分も購入させていただいたんですが、全然寒くならないので、ほとんど着る機会がありません。あれれ??

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